近年、高度の通信機能を備えた高機能OS(Operating System)と、大容量、高速の通信インフラが整備されてきている。これらをベースに、大量の情報を1画面内に表示して素早い判断、処理を可能とするスマートフォンやタブレット等の情報処理端末用画面や、3D表示などを用いたより臨場感の高い画面表示に対する要求が高まっている。

そうした背景のもと、東芝は画期的な製品を開発した。同社は2011年10月20日、直視型では世界最高レベルの精細度498ppiをもつモバイル用液晶ディスプレイを開発したことを明らかにした。画面サイズは6.1型ながら解像度がフルハイビジョンを越える2560×1600(Wide QXGA)となる。

東芝は、
「我々は、長年培ったガラス基板上に微細で高性能な低温ポリシリコンTFTを形成する加工技術と精度の高い組み立て技術を基にして世界最高レベルの精細度を持つ液晶ディスプレイを開発致しました。本開発品は写真画像とほぼ同等の高品位で深みのある映像の表示を可能にします。そして、2D表示にもかかわらす奥行きのある高い臨場感を表現します。」と、コメントしている。

なお、本開発品は、10月26日から同月28日までパシフィコ横浜で開催される「FPD international 2011」東芝モバイルディスプレイブースに展示する予定です。

世界最高レベルの高精細液晶ディスプレイの開発について
東芝

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