ギガバイトのPC道場」でお馴染みのギガバイトは、常に最新の技術を投入するマザーボードメーカーとして、世界的に定評がある。そんなギガバイト(GIGABYTE)が、2011年11月14日、最新の79 シリーズ・マザーボード4製品を発表した。

GIGABYTE X79シリーズの中で、ゲーマー向けの「G1.Assassin 2」

GIGABYTE X79シリーズ・マザーボードは、LGA2011ソケット、4 チャンネルDDR3メモリーに対応した第2世代Intel Core i7プロセッサー用の最新マザーボードだ。 最新CPUの性能を最大限に引き出すために、従来の設計とは異なる「トリプルデジタルエンジン」技術に基づいた設計や、マザーボード世界初といわれる「Bluetooth4.0」対応など、最新プラットフォームを検討する方にとっては、必見のスペックを満載している。

また、過去最多となる40 PCI Expressレーンが使用可能となっており、SLIおよびCrossFireXのマルチGPU構成のエンスージアスト・ゲーミング環境において優秀なパフォーマンスを発揮する。
「G1.Assassin 2」と同時に発表された、X79シリーズ・マザーボード

■新しい技術を投入 - 呂社長
プレス発表会に先立ち、日本ギガバイト 代表取締役社長 呂 正民 氏は、「今回は、X79シリーズという新しい製品の発表会ですが、本社にはデザイン・コンセプトが3つあります。パワフルな性能、安定的な品質、使用の利便性です。

これに加え、画期的な新しい技術を投入しました。3D POWER(トリプルデジタルエンジン)と3D BIOS(Dual UEFI BIOS)です。どちらも本社の技術者が1年半掛けて開発したものです。ぜひ、ご覧になってください。」と、X79シリーズに新技術が投入されている点を強調した。
日本ギガバイト 代表取締役社長 呂 正民 氏

■GIGABYTE ティム・ハンドリー氏
台湾本社マーケティング部門副部長 ティム・ハンドリー(Tim Handley)氏は、
「CPUやメモリへの電力供給コントロールの効率を最高まで向上させます。」と、新製品に投入された3D POWERについて語った。

また、3D BIOSについては、「2種類の異なるグラフィカル・インターフェイスで、高度な操作が可能な革新的なUEFI BIOSアプリケーションです。」と、その特長をアピールした。
台湾本社マーケティング部門副部長 ティム・ハンドリー(Tim Handley)氏

●効率的な電源供給コントロールを可能にした「3D Power」
GIGABYTE X79シリーズ・マザーボードは、CPUおよびメモリに3つのデジタルPWMコントローラーを搭載した「トリプルデジタル エンジン」技術を採用し、かつてないほど高効率な電源供給コントロールを可能にしている。
CPUおよびメモリに3つのデジタルPWMコントローラーを搭載した「3D POWER」

また、「3D POWERr」ユーティリティはグラフィカルなユーザー・インターフェイス(UI)で操作しやすく、CPU、VTT、IMCおよび4チャンネルメモリーのロードライン・キャリブレーション、過電圧保護、PWM周波数の3つのカテゴリを簡単に制御することができる。
「3D Power」ユーティリティ

●高度な操作が可能な「3D BIOS」
GIGABYTE X79シリーズ・マザーボードは、BIOSに新開発の3D BIOS(Dual UEFI BIOS)を採用している。3D BIOSには2つのモードがあり、初心者が直感的にどの部分の設定をしているのかが分かる「3Dモード」と、上級者が細部にわたり詳細な設定をすることが出来る「アドバンス・モード」を備えている。また、GIGABYTEらしく、BIOS ROMを2つ搭載し、万が一のトラブルにも対応可能なDual UEFI BIOS仕様となっている。
上級ユーザー向けのアドバンス・モード

「3Dモード」も「アドバンス・モード」も共にマウスでの操作が可能。「3Dモードはマザーボードの画像が表示され、カーソルを合わせた設定項目の色が変わりメニューが表示されるので、BIOS設定に不慣れな初心者に最適なモードだ。「アドバンス・モード」は上級者向けの広範囲な詳細設定ができるモードで、キーボードにより従来のBIOSのような操作性も引き継いでいる。
直観的な操作が可能な3Dモード

ティム氏は、プレゼンテーションの最後に新製品の3つめの特長として、Bluetooth 4.0+Wi-Fi カードについて紹介した。

ティム氏は、「今までのBluetoothに比べ比省電力で駆動でき、小型のビデオ機器などにも応用が期待されている。iPhone 4Sも対応しており、今後登場予定のスマートフォンにも搭載が期待されている。」と、Bluetooth 4.0について語った。

今回発売されるX79シリーズのフラグシップ及びハイエンド製品に搭載される機能で、具体的には、G1.Assassin 2、GA-X79-UD7、GA-X79-UD5に、Bluetooth 4.0+Wi-Fi カードが付属する。

■初心者にも使いやすい - 日本ギガバイト 岡田氏
引き続き、日本ギガバイト テクニカルマーケティング 岡田氏より、3D BIOSと3D POWERについてのデモンストレーションがあった。
日本ギガバイト 岡田氏

岡田氏は、「マウスのポインタをメモリやCPUの画像に当てることで、その設定項目が表示される。」と。グラフィックスによる直感的な操作でUEFI BIOSを設定できる点を強調した。
グラフィックスによる直感的な操作でBIOSを設定できる「3D BIOS」

PCパーツを選択すると、それに対応した設定項目が表示される

岡田氏は「あらかじめ設定が用意されているので、初心者にも使いやすい。」と、3D POWERの特長について語った。
「3D POWER」ユーティリティ

GIGABYTE X79シリーズ・マザーボードは、最新の第2世代Intel Core i7プロセッサーのパフォーマンスを最大限に引き出す機能を数多く搭載している。

とくに「3D BIOS」と「3D POWER」は他社製品にはない独自の機能であり、手軽なBIOS設定や電源供給コントロールを可能にしている。また、G1.Assassin 2、GA-X79-UD7、GA-X79-UD5は、最新のBluetooth 4.0+Wi-Fi カードが付属しており、今後対応するデバイスが増えてくる事を考えると、今後の利便性に期待が膨らむ製品だ。

X79シリーズ対応マザーボードを待ち望んでいたユーザーにとって、今回発表された最新技術や最新規格を盛り込んだGIGABYTEの新製品は、魅力あふれるものとなるだろう。


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