ネットエイジアと第一生命経済研究所は、「ブロガー・SNS利用者の『対人距離感』」に関する調査をモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により実施し、15歳~44歳の男女で「ブログ・ツイッター・ミクシィ・フェイスブックのいずれかを使っている」と答えた携帯電話ユーザー1,020名の回答を集計した。

今後もネットエイジアでは、世の中の関心が高いテーマの調査、今後のトレンドを占える調査など、マーケティングシーンで役立つさまざまな情報をモバイルリサーチによりタイムリーに提供していくとしている。

■利用のトップはフィーチャーフォン
今回の調査対象者は、ブログ利用者56.0%、ツイッター利用者35.9%、ミクシィ利用者58.0%、フェイスブック利用者12.4%となっている(複数利用者が含まれるため、合計値は100%にならない)。

通信機器の利用状況をみると、スマートフォンを除く携帯電話(いわゆるフィーチャーフォン)が最も多く、その利用率は98%を超えている。

これにノートパソコン、デスクトップパソコンが続いている。アイフォン以外のスマートフォンとアイフォンのいずれかを使っている割合を調べたところ、9.0%(男性11.6%、女性7.6%)となっていた。

これらについて、プライベートで最も利用しているもの1つを選んでもらったところ、全体ではやはり携帯電話が最も高く、以下ノートパソコン、デスクトップパソコンと続いている。

■個人情報の公開は多いが感情表出が少ないフェイスブック
ブログやSNSを活用している人が、実際に自分にかかわるどのような情報をネット上に掲載しているのかについて、個人情報に関するもの、感情、情報の内容にわけてたずねた。

個人情報に関するものについてみると、「実名(本名)」公開が最も多いのはフェイスブックであり、これにミクシィが続いている。

ただし、ミクシィでは「ハンドルネーム」「実名ではないが、友人や家族にはわかる名前」といったものの公開も多く、不特定多数の人とのつながりに利用したり、知人間で利用したりといったように、ミクシィの利用方法が多様であることがうかがえる。

「自分の写真(本人が特定できるもの)」の公開については、フェイスブックが46.0%で他に比べて高く、やはりこれにミクシィが続いている。

知り合いやその知り合いあたりとつながるケースの多いフェイスブックでは、全体的にみて個人情報に関することについての公開度合いが高い。

一方、感情の表出についてみると、フェイスブックでの公開はどれも最も低いとの結果を得た。「自分がうれしかったことについて」については友人への公開が最多で、ミクシィへの公開が僅差で続いている。

また、「自分がじまんしたいことについて」「自分が悲しかったことについて」は、フェイスブック以外はいずれも50%台が公開するとしている。また、「自分が感じたさびしさや孤独感について」は、ブログ・ツイッター・ミクシィへの公開が家族への公開を上回る結果となっていた。

「自分の弱みやなやみについて」は友人、家族、ブログへの公開の順で高く、フェイスブックへの公開は17.5%と低かった。

情報の内容についてみると、ここでもフェイスブックでの公開が他と比べて少なかった。ブログやツイッター、ミクシィでの公開が多かったのは「日常生活」「趣味や得意なこと、関心事や習慣について」「自分の感情や思ったことについて」となっている。

「収入や資産状況、家計」「宗教」「政治」「生い立ち」といったセンシティブな情報については、家族や友人には公開するものの、ネット上で公開する割合は高くない。

ただし、「異性関係や性」「健康状態や病気」については、自分が情報公開することで有用な情報がフィードバックされることも想定されてか、センシティブな情報であることを考慮してもある程度公開されている実態がみてとれた。

ブロガー・SNS利用者の「対人距離感」- リリース
ネットサーチ(モバイルサーチ)

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