Wordで作成中の文書に、別のアプリの画面ショットを貼り付けたいことがある。企画書中にウェブページのイメージを引用したり、解説書に操作画面を貼り付けたりできる。このとき、別途キャプチャツールを起動して、キャプチャ画像を貼り付けるといった手間は必要ない。実は、Wordだけで同じ操作を実現する方法がある。

■知っ得No.238 Wordのスクリーンショット機能を使えば他アプリからの流用が簡単
Word文書の中に画面ショットを挿入したい場合は、[スクリーンショット]機能を利用しよう。

●スクリーンショットを利用する
スクリーンショットを挿入したい位置にカーソルを移動し、[挿入]タブの[図]で[スクリーンショット]をクリックする。[使用できるウィンドウ]にサムネイルが表示されるので、取り込みたいウィンドウをクリックする(画面1)。
画面1 [スクリーンショット]をクリックし、取り込みたいウィンドウをクリックする。

文書の中に指定したウィンドウの全画面が挿入された(画面2)。
画面2 画面全体のスクリーンショットが文書に挿入された。

スクリーンショットは、全画面だけでなく、画面の一部を撮ることも可能だ。その場合は、まず最初に目的のウィンドウを表示してからWordに戻り、[スクリーンショット]をクリックして[画面の領域]を選択する(画面3)。
画面3 画面の一部を挿入するには、[画面の領域]を選択する。

ウィンドウが切り替わり、画面全体が白く表示され、マウスポインターが十字型になるので、ドラッグして範囲を指定すれば(画面4)、指定した部分だけを文書に挿入することができる(画面5)。
画面4 挿入したい部分をドラッグして範囲指定する。

画面5 指定した部分の画面だけが挿入された。

これで、他のアプリの操作解説を作ったり、表示しているイメージを引用したりといった作業が簡単になる。なお、他のアプリのウィンドウを最小化していると、取り込むことができないので注意して欲しい。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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