Webベースの無料ノートツール「Evernote」が手放せない。特にFireFoxのEvernoteアドオンツールを使い始めてから使い勝手がいい。すごくいい。仕事をしていて気になったWebページの情報などは、FireFoxのEvernoteボタンを押せば一発でEvernoteに取り込んでくれるのだ。ニュースだろうが、なんだろうが、がんがん取り込めるので、ちょっと気になったものはかたっぱしからボタンを押している。整理は、後ですればいいのだ。

出先では、iPhoneのEvenoteで閲覧することが多い。またニュースで気になった情報はiPhoneでコピー&ペーストし、登録してしまう。さらに、中吊り広告などの交通広告で気になったものなどを撮影し、Evernoteに登録しておくことも。こうして自分が気になった情報や、自分が見つけた情報をEvernoteに蓄積していく日々が続いている

ダイレクトマーケティングの父、レスター・ワンダーマンは「あなたの価値は、持っている知識の量によって決まる。情報となり得るデータを集めること。それがひいては知識となる。知識があってこそ、成功が約束され、失敗が最小限にくいとめられる。企業は、持っている知識の範囲以上の存在にはなり得ない。」と言う名言を残している。

情報となるデータを効率よく集め、それをいつでも参照できるようにする。Evernoteを活用すれば、それができる。さらにiPhoneのおかげで、ミーティング中でもEvenoteに蓄積した情報を見せやすくなった。ささっと探して、「これですよ」と見せられる。百聞は一見にしかず、ということわざがあるけれど、まさにそれだ。

ちなみに、僕がミーティングでiPhoneを使っていたら、その日にiPhoneを買いに行ったクライアントもいる。ビジネスがわかる人は、この便利さにすぐ気づくのでは?

Evernote(英語サイト)

中村祐介
日経BP社の記者職を経て株式会社エヌプラスを設立。ソニーやグーグル、KDDI(au)、二期リゾートなど多数の企業のマーケティングやブランディング、Web、PR、イベントなどのコンサルティングやプランニングに携わる。ビジネス書、小説、翻訳書の執筆などの創作活動を行うほか、講演活動も行う。プライベートではRIA(Rich Internet Application)コンソーシアムの運営委員や、自由大学の教授、日本冒険作家クラブに所属するなど、多種多様な活動を行い、人脈をもつ。現在、日経ビジネスオンライン(日経ネットマーケティングオンライン)にて、「草食系マーケティング」を連載中。10月4日にはWebライティングのセミナー、10月26日には日経ネットマーケティングのセミナーの講師も務める。詳細はBlog「Blog:中村祐介のコミュニケーション戦略メモ」で。

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