会社で個人的な調べごとをしたいとき、友達の家でパソコンを使うときなどには、Webサイトの閲覧履歴を残したくない。後から、どんなページを見ていたのか知られるかもしれないからだ。Internet Explorer 9(IE9)には、閲覧の履歴や一時保存データの一切を残さない方法がある。

■知っ得No.246 InPrivateブラウズで閲覧の情報を残さない
Webページを閲覧すると、履歴や一時保存データ、Cookieなどの情報が残される。残したままでは、後から使う人に個人情報を見られるかもしれない。自分以外の人も使うパソコンでWebサイトを見るときは、IE9のInPrivateブラウズを利用して、履歴を残さないようにしよう。

●InPrivateブラウズを有効にする
InPrivateブラウズを有効にするには、右上のツールボタンからメニューを選択する。別ウィンドウが開き、アドレスバーの左側に「InPrivate」と表示される。この状態でURLを入力したり、検索したりして、目的のページを閲覧すればいい。
画面1 右上のツールボタンをクリックし、[セーフティ]→[InPrivateブラウズ]を選択する。

画面2 アドレスバーの左側に「InPrivate」と表示される。

画面3 URLを入力して、目的のウェブページを表示する。

InPrivateブラウズにより、以下のことが有効になる。
    Cookie……メモリーに保存され、ブラウザーを閉じると削除される。
    インターネット一時ファイル……一時保存されるが、ブラウザーを閉じると削除される。
    Webページの履歴……保存されない。
    フォームデータとパスワード……保存されない。
    アドレス バーと検索オートコンプリート……保存されない。

Webサイトは、こっそり見たつもりでもさまざまな履歴が残されている。見られて恥ずかしい思いをすることもあるし、悪用されることだってあり得るので、注意が必要だ。InPrivateブラウズを利用して、安全対策しよう。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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