「Caliber」の編集画面


Kindole 4をはじめ、Kindleシリーズは、基本的に電子書籍を読むためのデバイスだ。しかし、だからといって、電子書籍しか読めないわけではない。

たとえば、自分で作成したテキストデータやPDFデータあんども読むことができます。さらに、アプリケーションを利用すれば、ニュースWebサイトからニュースを入手し、Kindleで読むこともでき、ニュースリーダーとしても利用できる。

今回は、こうしたパーソナルデータなどを、Kindle 4で利用する方法を見てみよう。

■メールでデータを登録する
Kindle 4を購入すると、そのKindle専用のメールアドレスが1つ設定されて届けられる。このメールアドレスを使ってKindle 4にメールを送れば、Kindle 4にデータを転送できる。したがって、USBケーブルで接続しなくても、Wi-Fiなどネットワーク環境があれば、Kindleにデータを転送できるわけだ。
メールアドレスが設定されている

Kindle 4に転送したいデータは、メールの添付ファイルとしてメールアドレス宛に送る。たとえば、テキストデータやPDFファイル、JPEG形式の画像データなど、Kindle 4で表示可能なデータを添付ファイルとして送るわけだ。

添付ファイルとして送ったデータは、Kindle 4がKindle専用のメールサーバーと自動的にシンクロし、ダウンロードして登録してくれる。手動でシンクロしたい場合は、Kindle 4のメニューから「Sync & Check for Items」を選択してシンクロを実行すればよい。

なお、添付フィルと一緒に送ったメールの本文等は表示されない。したがって、たとえばメールをKindle 4に転送して読むといったような利用はできない。

■Kindle 4でニュースを読む
前記したメールによるシンクロ機能を利用すると、たとえばニュースサイトのニュースをKindle 4にプッシュ配信し、読むことができるようになる。この処理を自動手行ってくれるアプリケーションもあり、それが「Caliber」だ。

実は、Kindleのメール機能を利用して、AmazonのKindleストアでも新聞や雑誌などの定期刊行物を定期購読できるが、有料だ。しかし、Caliberを利用すれば、無料で新聞のニュースを読むことができる。ニュースリーダーとしても利用できるのである。

Caliberは、Kindle専用のアプリというわけではなく、以前から電子書籍の作成・管理ツールとして利用されている。したがって、Kindleだけでなく、iPhoneやAndroidといったモバイルデバイスでも利用できる。また、対応OSもWindowsだけでなく、MacOSX,Linuxなど幅広いプラットフォームをサポートしている。例えていえば、iPhoneに対するiTunesのようなものといえばよいだろうか。
shんぶんのダウンロードを設定

ダウンロードされた新聞

ニュースの機能を中心に見ると、日本はもちろん、世界各国のニュースサイトから情報を取得できる。情報の取得はスケジュール設定でき、曜日や時間を指定してのダウンロードが可能だ。

そして、Caliberを利用する際にデータの転送先、利用するメールサーバー情報などを登録しておけば、ニュースデータの取得後、自動的にKindleに転送してくれる。

なお、ニュース情報をダウンロードするには、Caliberを常時起動しておく必要がある。

Caliber

阿部信行 @ramunepapa [digi2(デジ通)]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。


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