今やWebサイト、イラスト、マンガの制作などにパソコンは欠かせない。クリエイターにとって快適に作業できるパソコン環境は特に重要だが、日頃から使っているパソコンのパフォーマンスに満足できないという人も案外多い。

グラフィックス系のアプリケーションは、大量のメモリーを消費するものが多い。そうしたアプリケーションを一度に複数も起動しての作業となると、メモリー不足でパソコンの動作が遅くなってしまう場合があるからだ。

最強のグラフィックPCへ!メモリー不足とは言わせないクリエイター待望の「GA-X79-UD5」をチェック」で紹介している、常に最新技術を盛り込んだマザーボードを提供するギガバイトが、まさにクリエイターのためのマザーボードというべき「GA-X79-UD5」を発売した。

いったい、どんな技術が盛り込まれているのだろうか。

実機写真とともに、「GA-X79-UD5」の魅力をさぐってみよう。

■クリエイター仕様の「GA-X79-UD5」
「GA-X79-UD5」は、次世代CPU「LGA 2011 Intel Core i7プロセッサー」に対応したIntel X79チップセット搭載のマザーボードだ。
クリエイター向けのマザーボード「GA-X79-UD5」

本製品の最大の特徴は、メモリーモジュールを多く積める点だ。
メモリースロットは、「ワンプッシュでクロックアップ!オーバークロッカーのために設計されたGA-X79-UD7をチェック」の2倍となる8スロットであり、最大64GBまでのメモリーを搭載できるうえに、最大25GB/秒のデータ帯域幅と256ビットのメモリアドレスをサポートしている。
CPUソケットの上下に合計8スロットのメモリースロットを備える

メモリーを多く積めば、メモリー消費が激しい複数のアプリケーションを起動した場合でも、パソコンを快適に使うことができるわけだ。

背面には、BIOSスイッチャーをはじめ、USBポート、LANポートなどの各種インターフェイスが見える。
背面には、BIOSスイッチャー、USBポート、LANポートなどを備える

PCパーツの新規格であるSATA 6Gb/sもしっかりと対応している。SATA 6Gb/sは、SATA3 Gb/s(SATA2)に比べて2倍の転送速度(理論値)を実現する。

本製品は、X79チップセットとMarvell 88SE9172により、SATA 6Gb/sに対応。RAIDも0,1,5,10とフルでサポートするので、大容量データのバックアップも安心だ。
SATAは、SATA 6Gb/sに対応する

「GA-X79-UD5」には、「GC-WiFi」カードが同梱されている。「GC-WiFi」は、Bluetooth 4.0 とIEEE 802.11 b/g/n WiFi機能が一体となったコンボカードだ。Bluetooth4.0は、iPhone 4Sが対応している最新の規格だ。

約100cmのケーブルが付いたWiFiアンテナが2本付属されており、最高のワイヤレスネットワーク環境を構築できる。
本製品には、Bluetooth 4.0 + WiFi Cardが付属される

「待望のIntel X79チップセットが登場!これがギガバイトの最新ゲーミングマザーボード「G1.Assassin 2」だ」で紹介した、「3D POWER」や「3D BIOS」もしっかりとサポートしている。

■上級者や初心者に嬉しい機能が満載
「GA-X79-UD5」は、作業効率を上げたい上級者のためにオーバークロックも可能となっている。

CPUソケットの脇に注目すると、POScapデザインの半導体が見える。POScapデザインには電源供給を高速化しつつ、基板を低温度に保つ効果もある。また、液体窒素(LN2)を用いたオーバークロックを行う場合、コーティングがしやすい。
POScapデザインの半導体が見える

逆に、自作パソコン初心者には、電源やリセット、HDDランプなどのケーブルを取り付ける場合、どこに取り付けて良いのかがわからない人もいるだろう。

GIGABYTEでは、そうしたPC初心者向けに基板上に色分けされたコネクタを用意している。基板とケーブルの色を一致させればよいだけなので、これなら迷わずに済むだろう。
基板上に色分けされたコネクタを用意した

電源ボタンも用意されているので、PCケースの電源ボタンのケーブルを基板に接続しなくても、動作確認を行うことができる。
「GA-X79-UD5」には、電源ボタンも用意されている

アニメーションを作るクリエイターの中には、複数のグラフィックスカードをマザーボードに挿した高フレームレートマシンが必要な人もいるだろう。
「GA-X79-UD5」は、3 way CrossFireX または 3 way SLIで、最も高いフレームを要求するクリエイターにも最適なパフォーマンスを提供してくれる。

また、PCIスロット×1スロット、PCI Express x1×2スロットを備えるので、今まで使っていた拡張ボードにも対応できるのだ。
3 way CrossFireX または 3 way SLIをサポートする



「GA-X79-UD5」は、「Sandy Bridge-E」と呼ばれる次世代CPU「LGA 2011 Intel Core i7プロセッサー」に対応した、Intel X79チップセット搭載の最新マザーボードだ。「3D POWER」や「3D BIOS」といったGIGABYTEの独自ユーティリティを備えたうえに、最大64GBまでメモリーを積むことができるので、クリエイター向けのパソコンを手軽に組むことができる。

最近は8GBメモリーの価格が下がってきていることもあり、メモリを目一杯搭載したいというクリエイターに最適なマザーボードと言えるだろう。

「GA-X79-UD5」製品情報
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【GIGABYTEのPC道場】