App Storeでランキングを駆け上がるための最初の関門は、カテゴリ25位以内(ゲームではサブカテゴリ25位以内)に入ることだ。広告やプレスリリースなどでそこまで入れることができると、あとは、いいアプリであれば、自然の力でランキングを駆け上がれることが多い。

しかし、人気のないカテゴリだとカテゴリで25位以内でも総合ランキングに入ることは難しい。そう、一番手堅いのは総合ランキングに入ることなのだ。

iPhone端末では300位まで見ることができるが、一般の人はなかなか見ないだろう。そういうわけで、総合50位以内を目標にしている業者は多いのだ。

例えば、日本の無料総合ダウンロードランキングでは、1日6000ダウンロードあれば50位以内になるとされる。それで10位近辺まであがり、その効果による総ダウンロード数が3万ダウンロードだとすると6000ダウンロードのための予算で36000ダウンロードが獲得できるわけだから、獲得コストが6分の1になる。300円かかっていたのが50円で獲得できるとなれば、事業としての採算があってくる。

このような「ランキング施策」といわれるマーケティング方法は、ガラケーでも、専門ポータルサイトでもよく行われてきたことなのだ。


最近、Distimo社というアプリのトラッキング専門業者より、主要国における、無料総合50位以内のランキングを獲得するためのダウンロード数が発表されたのでシェアしたい。

無料総合50位以内のランキングを獲得するためのダウンロード数
アメリカ合衆国:25000ダウンロード
中国:10000ダウンロード
日本:6000ダウンロード
韓国:5000ダウンロード
英国:5000ダウンロード
ドイツ:3000ダウンロード
フランス:3000ダウンロード
イタリア:2000ダウンロード
カナダ:2000ダウンロード
オーストラリア:2000ダウンロード

これを見ていると、日本はランキング上位を獲得するのに予算のかかる方の国だとわかる。
もし、広告予算がある企業なら、まずはイタリアやカナダから始めたらいかがだろう。テストマーケティングを少ない予算でやりたいときにはもってこいだからだ。

これからアプリを作るなら、言語依存や文化依存のアプリを作るよりも、ワールドワイドに販売できるようなアプリを作る方がおすすめだ。日本の他に、このようにたくさんの国があるのだから。

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