私事で恐縮だが、筆者は風呂好きなのに入浴時間が短い。せっかくの時間をもっとリラックスして楽しむために、入浴中に音楽を聴くことを考えた。しかも、保有する楽曲のほぼすべてをiPhone 4Sのライブラリに放り込んでいるので、これを生かしたい。そこで、防水ワイヤレススピーカー「LBT-SPWP100」を購入した。

■Bluetooth対応の防水スピーカー
LBT-SPWP100は、ワイヤレス通信のBluetoothを利用した防水スピーカーである。iPhone対応の防水製品はもっとそろっているかと思ったのだが、店頭で入手できる、ほぼ唯一の製品だ。幅12cm、高さ8cm程度で、意外に小さい。音楽再生時間は連続5時間で、充電式である。

筆者の場合、iPhone 4S側がLBT-SPWP100を検出せず、最初のペアリングがうまくいかなかったが、LBT-SPWP100の登録を初期化することで認識させることができた。

■再生機器を別室に置いておける
ソニーのWalkmanでは、防水スピーカー内にWalkmanを格納する方式の製品(RDP-NWR100)がある。だが、LBT-SPWP100はワイヤレス方式なので、浴室内にiPhoneなどの再生機器を持ち込む必要がない。万が一の水没を避ける上でも、別室に置いておける本製品は安心度が高い。

浴室内は反響が強く、本来は音楽再生には向いていないことを考慮しても、肝心の音は悪くない。やや低音の再生が弱いが、浴室内部は低音が響くので問題はない。製品サイズが小さく、出力も0.55W×2程度なので心配したが、音割れなども感じなかった。iPhoneなどに電話がかかってきた際は、本機器のボタンを押すことで通話が可能だ。

むろん、音数の多い楽曲の再生には向かない。ポップスあたりが最適で、クラシックはソナタ曲あたりか。筆者は、本機器ではソナタまでの編成の曲だけを聴くことにした。

■充電はUSBポートから
筆者はiPhone 4Sで利用しているが、Bluetooth対応の機器であれば同じように使える。充電は、付属のUSBポートを使ってパソコンなどから行う。これは、電源差し込み用アダプタをつけてほしかったところだ。また、タオル掛けなどに引っかけておけるよう、ヒモなどを装着できる構造になっていると良かったのだが……。

使用する際は、上部の防水キャップをしっかりと閉めること。ここに充電用のUSBポートがあり、濡れると故障する可能性がある。浴室に限らず、台所など水回りで使うシーンも想定できよう。

筆者の満足度 ☆☆☆☆(5つで満点)
製品名 LBT-SPWP100
販売元 ロジテック
価格 オープン(7900円前後)

LBT-SPWP100

大島克彦@katsuosh[digi2(デジ通)]

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