部内のPCやネットワークHDDの中に共有フォルダーを作り、ドキュメントのテンプレートなどを入れておくと便利だ。例えば、同じ書式の書類を手早く作成できるようになる。けれど、同僚に保存先を知らせようとしたとき、サーバー名からのパス名を記述するのは、けっこう面倒だったりする。[Shift]+右クリックのショートカットメニューから取得する便利ワザを覚えておこう。実は、[Shift]キーを押すことでショートカットメニューの内容は変化する。

■知っ得No.261 [パスとして保存]を[Shift]+右クリックから呼び出す
共有ファイルの保存先は、パス名で知らせるとわかりやすい。けれど、階層が深い場合、サーバー名から複数のフォルダーをたどってファイルまでたどり着くのはちょっとたいへん。フォルダー名の転記ミスが起こることもある。そんなことがないように、簡単かつ確実に取得する方法を見てみよう。

ファイルを右クリックしたときに表示されるショートカットメニュー、実は[Shift]キーを押しながらの右クリックでは、表示の内容が若干異なる。

●パスとして保存を選択する
Windows 7の場合、[Shift]キーを押しながらファイルを右クリックすると、[パスとして保存]を選択できる。これを選択すると、ファイルのパスがクリップボードに取り込める。そのままメールの編集画面に貼り付ければ、ファイルの場所を同僚に簡単に知らせることができる。
画面1 [Shift]キーを押しながらファイルを右クリックし、[パスとして保存]を選択。

画面2 メールソフトなどで貼り付けを実行。送信すれば、同僚にパス名を知らせることができる。

同じネットワークにアクセスする同僚が、パス名がリンクになるメールソフトを使っているなら、クリックするだけで対象のファイルを開いてもらえる。

[パスとして保存]を使うと、人に知らせるときに便利なのはもちろん、自分のPC内や、自宅のLAN内でファイルを整理するときにも、パスを取得してリストを作っておくと、目的のファイルを取り出しやすい。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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