Kindle Keyboardで太宰治の人間失格を表示 |
AmazonのKindle(キンドル)日本参入は数年前から様々ところで噂さえていたが、2012年2月11日に日経新聞が4月にも日本で販売すると報じた。
真偽はともかく、日本の出版社との交渉が2011年に本格化していることが、関係者からも漏れてきている。時期はともかく、近いうちに参入することは間違いないだろう。
そもそもKindleとは何なのか。Amazonの電子コンテンツプラットフォームをおさらいしておこう。
■Kindle(キンドル)はAmazonの電子コンテンツ配信プラットフォーム
KindleはAmazonの電子書籍リーダーとして2007年に販売が開始された。その後、パソコンやスマートフォンなどで電子書籍を読めるアプリケーションソフトの提供を開始し、単なる電子書籍リーダーではなく、電子書籍プラットフォームとなった。
Amazonは米国を中心に音楽ファイルのダウンロード販売などをしていたが、それを映画やテレビドラマなどに広げている。その映像コンテンツも表示できるようにしたのが2011年末に登場したKindle Fireだ。
Amazon自体、紙の書籍のオンライン販売からスタートしたが、電子的なコンテンツ販売を強化しつつあり、Kindleがそのプラットフォームとなっている。
■電子書籍リーダーのKindle
E-Inkの電子インクを使った電子書籍端末のKindleは2007年の第一世代から、2011年の第4世代までいくつかあり、現行製品は大きく分けて4モデルある。
最も低価格のKindle、タッチパネル対応のKindle Touch、物理キーボード付きのKindle Keyboard、画面サイズの大きいKindle DXだ。すべてWi-Fiに対応しているが、Kindle TouchとKindle Keyboardは携帯電話のデータ通信回線にも対応したモデルがある。
ユーザーの間では、Kindle Keyboardは2010年に登場した第三世代KindleなのでKindle 3と呼ばれ、Kindle DX以外のKindleは第四世代の製品なのでKindle 4と呼ばれることもある。
■Kindleはすでに日本でも買える
Amazonは2009年に第二世代のKindleのInternational版(国際版)を日本を含む100カ国以上で販売開始した。
これはAmazon.comから個人輸入するという形だったが、日本でも多くのユーザーが購入したようだ。
日本語はそのままでは表示できず、Amazon.comで販売される英語の書籍が中心で、Amazon.comのアカウントで購入する必要がある。
日本語のコンテンツは一部を除き基本的にないが、PDFに組み込んだ日本語フォントや画像としてなら表示できる。
一部のユーザーは英語の書籍リーダーとしてではなく、自分でスキャンしたいわゆる自炊や、青空文庫などから自分でKindle用にPDF変換するなどし、日本語の電子ブックリーダーとして使用していた方も少なくなかったようだ。
■日本ではどんな形で販売されるのか?
出版社との交渉は2011年に本格化したようだが、一般ユーザーとしては、日本語コンテンツの品揃えがどうなるのか気になるところだろう。
日本でKindleを販売する際、Amazon.co.jpで販売することになるのだろうが、現行のKindleのソフトウェアを改良した形で提供されるだろう。
日本語フォントや日本仕様のUIへの変更、検索や書籍購入に使う日本語IMEなどが追加された形になるだろうが、国際版のアップデートがどうなるのか現行の日本ユーザーには気になるところだろう。
また、すでにKindleで電子書籍を購入している方はAmazon.comから購入しているが、このライセンスが日本の環境でどうなっていくのかも注目される。
小説など文章を書いている方にとって注目なのが、Kindle Direct Publishing(KDP)だ。これはAmazonのKindleプラットフォーム上で自費出版ができるシステムと考えればいい。
当然ながら、印刷や製品などのコストがかからないので、文章さえ書ければ販売できる。すでに米国ではこれを使ってミリオンセラーとなった作家もおり、日本での展開も注目だ。
■Amazon.com
■Kindle Direct Publishing
■How I Sold 1 Million eBooks in 5 Months
■米アマゾン、日本で電子書籍端末 ドコモから回線 日本経済新聞
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
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KindleはAmazonの電子書籍リーダーとして2007年に販売が開始された。その後、パソコンやスマートフォンなどで電子書籍を読めるアプリケーションソフトの提供を開始し、単なる電子書籍リーダーではなく、電子書籍プラットフォームとなった。
Amazonは米国を中心に音楽ファイルのダウンロード販売などをしていたが、それを映画やテレビドラマなどに広げている。その映像コンテンツも表示できるようにしたのが2011年末に登場したKindle Fireだ。
Amazon自体、紙の書籍のオンライン販売からスタートしたが、電子的なコンテンツ販売を強化しつつあり、Kindleがそのプラットフォームとなっている。
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E-Inkの電子インクを使った電子書籍端末のKindleは2007年の第一世代から、2011年の第4世代までいくつかあり、現行製品は大きく分けて4モデルある。
最も低価格のKindle、タッチパネル対応のKindle Touch、物理キーボード付きのKindle Keyboard、画面サイズの大きいKindle DXだ。すべてWi-Fiに対応しているが、Kindle TouchとKindle Keyboardは携帯電話のデータ通信回線にも対応したモデルがある。
ユーザーの間では、Kindle Keyboardは2010年に登場した第三世代KindleなのでKindle 3と呼ばれ、Kindle DX以外のKindleは第四世代の製品なのでKindle 4と呼ばれることもある。
■Kindleはすでに日本でも買える
Amazonは2009年に第二世代のKindleのInternational版(国際版)を日本を含む100カ国以上で販売開始した。
これはAmazon.comから個人輸入するという形だったが、日本でも多くのユーザーが購入したようだ。
日本語はそのままでは表示できず、Amazon.comで販売される英語の書籍が中心で、Amazon.comのアカウントで購入する必要がある。
日本語のコンテンツは一部を除き基本的にないが、PDFに組み込んだ日本語フォントや画像としてなら表示できる。
一部のユーザーは英語の書籍リーダーとしてではなく、自分でスキャンしたいわゆる自炊や、青空文庫などから自分でKindle用にPDF変換するなどし、日本語の電子ブックリーダーとして使用していた方も少なくなかったようだ。
■日本ではどんな形で販売されるのか?
出版社との交渉は2011年に本格化したようだが、一般ユーザーとしては、日本語コンテンツの品揃えがどうなるのか気になるところだろう。
日本でKindleを販売する際、Amazon.co.jpで販売することになるのだろうが、現行のKindleのソフトウェアを改良した形で提供されるだろう。
日本語フォントや日本仕様のUIへの変更、検索や書籍購入に使う日本語IMEなどが追加された形になるだろうが、国際版のアップデートがどうなるのか現行の日本ユーザーには気になるところだろう。
また、すでにKindleで電子書籍を購入している方はAmazon.comから購入しているが、このライセンスが日本の環境でどうなっていくのかも注目される。
小説など文章を書いている方にとって注目なのが、Kindle Direct Publishing(KDP)だ。これはAmazonのKindleプラットフォーム上で自費出版ができるシステムと考えればいい。
当然ながら、印刷や製品などのコストがかからないので、文章さえ書ければ販売できる。すでに米国ではこれを使ってミリオンセラーとなった作家もおり、日本での展開も注目だ。
■Amazon.com
■Kindle Direct Publishing
■How I Sold 1 Million eBooks in 5 Months
■米アマゾン、日本で電子書籍端末 ドコモから回線 日本経済新聞
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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