インテルが最新SSD「520シリーズ」を発売した。

現行SSDの中でもトップクラスの性能を誇る同製品を、旧型Macの高速化を図るというポイントでレビューしてみた。少し風変わりなレビューとなるが、どの程度の効果があるか、期待大である。


■最新・高速のSSD
520シリーズは、容量別に60GB、120GB、180GB、240GB、480GBの5製品を揃える。カタログ値でリード最大550MB/秒、ライト最大520MB/秒という高性能で、旧510シリーズ(それぞれ500MB/秒、265MB/秒)と比して書き込み速度にすぐれる。速さの秘密はコントローラで、すでにOCZの製品で使用されているものと同じ「SandForce 2281」だ。

今回は、18,000円前後と程よい価格で購入できる120GBの製品を使用した。なお、同製品のカタログ値では、リード最大550MB/秒、ライト最大500MB/秒である。

■Mac専門店を活用する
まず、Macでのパーツ交換の際の注意点について述べておく。

第一に、当たり前のことだが、パーツの購入・装着はいずれも自己責任で行うこと。

第二に、パーツを購入する際には、あらかじめ適合機種をよく確認すること。

たとえば、MacProはメモリがライザーカード式になっていて増設しやすく、グラフィックボードなどの拡張カードも、ドライバが用意されている製品なら利用できる。ただ、PCI-Expressなどの規格上の互換性では問題がなくても、パーツのファームウェアの関係で動作しない場合もある。事前の確認は念入りに行いたい。

第三に、需要が少ない関係上、Windows用のパーツと比べて価格が高めであることを覚悟したい。とくにグラフィックボードではそれが顕著だ。

Mac専門のパーツショップには、Mac用のパーツが揃っている上、適合機種のノウハウも充実しているところがある。関心のあるMacユーザーは、一度のぞいてみると面白いだろう。

■マウンタを使ってMacに装着
一体型がほとんどのMacでは、最初からパーツ交換による性能強化を断念しているユーザーも多いことだろう。実際、iMacでHDDの換装を行うには、液晶パネルを取りはずすという、かなり専門的な工程が必要となる。

一方、タワー型のMacProなら、比較的容易に性能アップを図ることが可能だ。MacProでは、HDDベイを引き出してHDDを簡単に増設・換装できる。SSDを利用する場合、このベイにSSDを取りつけるためのマウンタを利用する。

この際、自分のMacProと適合しているマウンタを選ぶ。MacProは、各発売年ごとに2006年、2008年、2009年、2010年の4機種があり、前半と後半ではHDDベイの仕様が微妙に変わっているからだ。

全機種に対応しているのが「SSD Mounter Pro」「Transposer / Universal」で、2009年以降の製品に適合するのが「OWC Mount Pro」。いずれも「秋葉館」などのMac用パーツ取り扱い店で購入できる。筆者保有のMacProは最古参の2006年製なので、「SSD Mounter Pro」を購入した。

なお、iMacやMac miniにSSDを増設するためのマウンタもある。

肝心の検証結果については、次回をお楽しみに。


秋葉館

大島克彦@katsuosh[digi2(デジ通)]

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