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64ビット版のWindows 7が普及したことで4Gバイト以上メモリーを積んでもそれを利用できるようになった。例えば8Gバイト以上メモリーを搭載していれば、たくさんのアプリを同時に立ちあげてもそれほど重くなることはない。ただし、多くのアプリの起動・終了を繰り返すとメモリー上にゴミが残ってしまうことがある。それをすっきり取り除く方法を紹介しよう。
大容量メモリーの搭載が普通になってきたとは言ってもいくつもアプリを立ち上げていたり、メモリーを食うような処理を複数同時に動かしていたりすれば、あっという間にPCの動作が重くなってしまうことはあるし、4Gバイト以下のメモリー容量でいまでも32ビット版のWindows XPやVistaを使っているという人もいるだろう。
そうした人たちでも利用でき、安全にメモリー上のゴミをクリーンアップできるツールをマイクロソフトがリリースしている。そのツールは「Windows Server 2003 Resource Kit Tools」に含まれる「empty.exe」というわずか9.5KBのプログラムだ。
■「empty.exe」の入手方法
まずはWindows Server 2003 Resource Kit Toolsをダウンロードしてこよう(図1)。ダウンロードするのは「rktools.exe」というファイルだ。サイズは11.7Mバイトとそれほど大きくない。これを落としたらExplzhなどのファイル解凍ソフトでファイルを解凍する。ファイルの中を見れるソフトなら、中を見てもかまわない。
rktools.exeは「rktools.msi」「rktools_p.cab」「rktools_s.cab」という3つのファイルから構成されている(図2)。必要になるのはrktools.msiだ。これをさらに解凍するとその中にempty.exeがあるはずだ。
解凍ソフトがないという場合、いちいちファイルを抽出するのが面倒だというのであれば、とりあえずインストールしてしまおう。64ビット版のWindows 7の場合、インストール時に互換性云々というメッセージが表示されることがあるが気にせずにインストールしてしまおう。
インストールされる場所だが32ビット版と64ビット版で以下のようになる。
32ビット版の場合:
C:\Program Files\Windows Resource Kits\Tools\
64ビット版の場合:
C:\Program Files (x86)\Windows Resource Kits\Tools\
このフォルダを開くとそこにempty.exeがあるはずだ(図4)。
■「empty.exe」をsystem32フォルダにコピーする
取り出したempty.exeをC:\Windows\System32以下にコピーする。この場所は64ビット版のWindows 7でも変えてはいけない。必ずSystem32フォルダにコピーしよう。なお、このempty.exeはコマンドプロンプト(cmd)で動作するプログラムである。
■メモ帳を使ってバッチファイルを作成する
empty.exeをC:\Windows\System32以下にコピーできたら、このプログラムが使えるようになっている。あとはコマンドプロンプトを開いてempty.exeを実行すればいいのだが、いちいちコマンドプロンプトを開くのも面倒なので、ここではバッチファイルを作成する。
メモ帳を開いたら、以下のように入力する
@echo off
empty.exe *
上記を半角で入力したら、「メモリー開放」などといったファイル名を付けてテキストとして保存する。保存したら拡張子を「.bat」に変更しよう(図5)。あとはそのバッチファイルを定期的に実行するだけでメモリー上に残った余計なゴミなどが掃除される。重くなった時などに実行するとその効果がわかるので試してみてほしい。
■Windows Server 2003 Resource Kit Toolsダウンロードページ
■日本マイクロソフト
■ITライフハック
■ITライフハック Twitter
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そうした人たちでも利用でき、安全にメモリー上のゴミをクリーンアップできるツールをマイクロソフトがリリースしている。そのツールは「Windows Server 2003 Resource Kit Tools」に含まれる「empty.exe」というわずか9.5KBのプログラムだ。
■「empty.exe」の入手方法
まずはWindows Server 2003 Resource Kit Toolsをダウンロードしてこよう(図1)。ダウンロードするのは「rktools.exe」というファイルだ。サイズは11.7Mバイトとそれほど大きくない。これを落としたらExplzhなどのファイル解凍ソフトでファイルを解凍する。ファイルの中を見れるソフトなら、中を見てもかまわない。
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図1■Windows Server 2003 Resource Kit Toolsをダウンロードしてこよう |
rktools.exeは「rktools.msi」「rktools_p.cab」「rktools_s.cab」という3つのファイルから構成されている(図2)。必要になるのはrktools.msiだ。これをさらに解凍するとその中にempty.exeがあるはずだ。
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図2■rktools.exeは「rktools.msi」「rktools_p.cab」「rktools_s.cab」という3つのファイルから構成されている |
解凍ソフトがないという場合、いちいちファイルを抽出するのが面倒だというのであれば、とりあえずインストールしてしまおう。64ビット版のWindows 7の場合、インストール時に互換性云々というメッセージが表示されることがあるが気にせずにインストールしてしまおう。
インストールされる場所だが32ビット版と64ビット版で以下のようになる。
32ビット版の場合:
C:\Program Files\Windows Resource Kits\Tools\
64ビット版の場合:
C:\Program Files (x86)\Windows Resource Kits\Tools\
このフォルダを開くとそこにempty.exeがあるはずだ(図4)。
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図4■Windows Server 2003 Resource Kit Toolsのインストールフォルダを開いてempty.exeをさがす |
■「empty.exe」をsystem32フォルダにコピーする
取り出したempty.exeをC:\Windows\System32以下にコピーする。この場所は64ビット版のWindows 7でも変えてはいけない。必ずSystem32フォルダにコピーしよう。なお、このempty.exeはコマンドプロンプト(cmd)で動作するプログラムである。
■メモ帳を使ってバッチファイルを作成する
empty.exeをC:\Windows\System32以下にコピーできたら、このプログラムが使えるようになっている。あとはコマンドプロンプトを開いてempty.exeを実行すればいいのだが、いちいちコマンドプロンプトを開くのも面倒なので、ここではバッチファイルを作成する。
メモ帳を開いたら、以下のように入力する
@echo off
empty.exe *
上記を半角で入力したら、「メモリー開放」などといったファイル名を付けてテキストとして保存する。保存したら拡張子を「.bat」に変更しよう(図5)。あとはそのバッチファイルを定期的に実行するだけでメモリー上に残った余計なゴミなどが掃除される。重くなった時などに実行するとその効果がわかるので試してみてほしい。
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図5■「メモリー開放」などといったファイル名を付けてテキストとして保存したら拡張子を「.bat」に変更しよう |
■Windows Server 2003 Resource Kit Toolsダウンロードページ
■日本マイクロソフト
■ITライフハック
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