Windowsを自分好みにカスタマイズしたいというのであれば、最低限これだけはしないといけない設定を解説しておきたい。具体的には、システムに関わるモノも含めてすべての種類のファイルを表示させるといったことで、もし、この設定をしておかないとカスタマイズがうまくいかないことがある。

Windowsの操作をより簡単にかつ便利にすることができる【PC快適術】の数々のノウハウだが、この記事を参考にカスタマイズを試す前に、最低限してあるかどうか確認してもらいたい設定がある。

具体的には「システムに関わるモノや隠しファイルを含め、すべての種類のファイルが表示できるようになっているか?」と「ファイルの拡張子が表示できる設定になっているか?」である。もし、この設定がされていないとシステム関連のフォルダ内は見えなくなってるし、そこに放り込まれたファイルの確認もできなくなってしまう。

■フォルダーオプションを呼び出してファイルやフォルダの表示に関する設定を行う

まずはコンピューターを開いたら、以前も紹介したが標準ではメニューバーが隠されているのでAltキーを押してメニューバーを表示させる。そしてそこにある「フォルダーオプション」を呼び出そう(図1)。

図1■Altキーを押してメニューバーを表示させたら「フォルダーオプション」をクリックする


フォルダーオプションが出てきたら「表示」タブに移動して、その枠内にある「詳細設定」の項目で「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れる(図2)。

図2■「詳細設定」の項目で「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れる


詳細設定の項目を最下部までスクロールさせたら、最後の3項目のうち「登録されているファイルの拡張子は表示しない」のチェックを“外す”。「別のプロセスでフォルダーウィンドウを開く」にチェックを“入れる”(図3)。

図3■3項目のうち「登録されているファイルの拡張子は表示しない」はチェックを“外す”。「別のプロセスでフォルダーウィンドウを開く」にチェックを“入れる”。「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを“外す”


「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを“外す”。このとき「警告」と書かれたメッセージボックスが表示される(図4)。ここに書かれているメッセージを読んで不安を感じるのであればカスタマイズはあきらめよう。自己責任でカスタマイズが行える人のみ、この設定を変更していい点に注意してもらいたい。

図4■このように「警告」と書かれたメッセージボックスが表示される。ここで怖じ気づくようではカスタマイズはすっぱりとあきらめよう


以上の設定を行ったら「適用」をクリックして「OK」をクリックする。これで隠し属性が付いているフォルダやファイル、システムに関連するフォルダやファイル類、ドライブが表示されるようになる。こうした設定を行っておいてから、カスタマイズに関する質問などを行うのが最低限のルールだと理解していただきたい。

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