ITライフハック

Mozzila Japanは、新しいWebブラウザとなるFirefox 11をリリースした。前バージョンよりさらに高速化しつつ高機能化しているのが特長だ。特にWebサイトを構築している人や構築しようとしている開発者向けの機能強化には目を見張るものがある。

今回のバージョンで大きな進化を遂げた部分がいくつかある。Webブラウジングで利用するユーザーへの進化としては注目すべきポイントは以下の5点

①「Firefox Sync」が進化、ユーザデータ同期機能にアドオンの同期機能が追加された

②「Google Chrome」からブックマークや表示履歴などをインポートできるようになった

③「ビデオコントロール」にフルスクリーンで表示するボタンを追加された

④Webアプリケーションキャッシュファイルの消去に対応した

⑤JavaScriptによるメモリ使用量を大きく削減した

実際にインストールして利用してみたが、明らかに表示や起動速度などが体感できるほど改善しているのがわかった。また、面白い機能が開発者ツールで「3D DOM ビューア」(Tilt)とCSSスタイルエディタが追加され、標準でページのDOMの解析やCSSファイルの編集が効率的にできるようになっていることだ。

最初の画面は、ITライフハックを解析させて3D化して表示させたものだ。ページがどのように作られているのかが視覚的に理解できるようになっており、これをチェックすることで余計な部分を削除したり、足りない部分がどこにあるのかといったことが見ただけで理解できるようになる。

ほかにもSPDYプロトコルの実装、WebSocketプロトコルの更新、outerHTML属性に対応、XMLHttpRequestのHTML Parsing に対応するなど、多くの新機能が更新および新たにサポートされている。

登場直後である現状ではまだセキュリティ上の問題点も指摘されていないので、いま最も安全なブラウザであるとも言える。まずはダウンロードし、インストールして動作の軽さといった点をチェックしてみよう。

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