先週紹介したNVIDIAの新型GPU“Kepler”こと「GeFoece GTX 680」が今後のPCの3Dグラフィックスの中心となっていくことは確実だ。すでに3Dゲーム向けPCのハイエンドモデルではKeplerが搭載され始めているが、かといってパーツ市場でハイエンドからローエンドまでがKeplerで埋め尽くされるわけではない。徐々にKeplerが広がって行く間に値段が下がってくるFermiをあえて選択する方法もある。
最新GPUだけでなくCPUでも新型が登場すると一部のハイエンドユーザーが我先にと飛び付き、いかに高性能であるかを掲示板に書き込んだり、自作系のブログで紹介したり、IT系のメディアの検証記事やPC雑誌のレビュー記事で紹介されるので、どれだけ高性能かの情報はすぐに広まる。
しかし、悲しいかな5万円以上するようなグラフィックスカードや10万円近いハイエンドCPUなんて、我々のような庶民ユーザーにとって高嶺の花であり、おいそれと手が出せるものではない。その高性能ぶりを称賛する掲示板の書き込みやメディアの記事を感心しながら見ているしかないのが実情だ。ぶっちゃけてしまえば、一部のハイエンドユーザー以外一般ユーザーにとっては、ハイエンド向けのチップ登場は他人事でそのメリットを享受できない人がほとんどなのである。
当然、ネットの話題は新型チップのことで持ち切りになるが、ここでは新型チップが登場することにより、市場がどう変化するのかを冷静に見極めてシアワセになる方法を考えてみたい。
例えばKepler登場という大きな話題のために霞んでしまった感はあるが、旧Fermiコアながら静かに登場した新チップ「GeForce GTX 560 SE」というGPUに注目してみよう。このチップ、旧世代のFermiコアでCUDAコア数288、メモリバスが192ビット、コアクロックが736MHz、メモリークロックが3828MHzとなっており、GTX 560とGTX 550 Tiの間に収まる位置づけになる。
しかし、GeForce GTX 560は市場でまだ2万円前後の値段であるのに対してGeForce GTX 560 SEは1万円~1万5千円という価格に設定されている(写真1、2)。そしてよほどのハイエンドゲーマーでもないかぎりGeForce GTX 560 SE搭載カード1枚でも性能的に間に合うことも多いだろうが、このGeForce GTX 560 SE搭載カードを2枚購入したとしても3万円以下に収まる。
すぐにGeForce GTX 580搭載カードが3万円を切るまで値段が落ちるとは思えないので、ここはGeForce GTX 560 SEで2-way SLIを組んでしまうというのはどうだろう? ハイエンドGPUのSLI構成よりパフォーマンスは落ちるが、カード1枚だけの1.5割増し程度の性能は出る。そして、そのくらいの性能であっても、我々庶民ユーザーには十分にシアワセになれるだろう。
製品名:ZOTAC GTX 560 SE 1GB
型番:ZT-50901-10M
発売時期:3月下旬
予想市場価格:14,000~15,000円以下
製品名:GF PGTX560SE/1GD5
型番:GF PGTX560SE/1GD5
発売時期:3月31日
予想市場価格:13,000円以下
■ZOTAC GTX 560 SE 1GB
■アスク
■GF PGTX560SE/1GD5
■リンクスインターナショナル
■ITライフハック
■ITライフハック Twitter
ZOTAC GeForce GTX560 Ti搭載ビデオカード(PCIe対応) ZOTAC GTX560 Ti 1GB DDR5 SHORT BF3 (BF3-ZTGTX560Ti-1GD5SHRT)
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しかし、悲しいかな5万円以上するようなグラフィックスカードや10万円近いハイエンドCPUなんて、我々のような庶民ユーザーにとって高嶺の花であり、おいそれと手が出せるものではない。その高性能ぶりを称賛する掲示板の書き込みやメディアの記事を感心しながら見ているしかないのが実情だ。ぶっちゃけてしまえば、一部のハイエンドユーザー以外一般ユーザーにとっては、ハイエンド向けのチップ登場は他人事でそのメリットを享受できない人がほとんどなのである。
当然、ネットの話題は新型チップのことで持ち切りになるが、ここでは新型チップが登場することにより、市場がどう変化するのかを冷静に見極めてシアワセになる方法を考えてみたい。
例えばKepler登場という大きな話題のために霞んでしまった感はあるが、旧Fermiコアながら静かに登場した新チップ「GeForce GTX 560 SE」というGPUに注目してみよう。このチップ、旧世代のFermiコアでCUDAコア数288、メモリバスが192ビット、コアクロックが736MHz、メモリークロックが3828MHzとなっており、GTX 560とGTX 550 Tiの間に収まる位置づけになる。
しかし、GeForce GTX 560は市場でまだ2万円前後の値段であるのに対してGeForce GTX 560 SEは1万円~1万5千円という価格に設定されている(写真1、2)。そしてよほどのハイエンドゲーマーでもないかぎりGeForce GTX 560 SE搭載カード1枚でも性能的に間に合うことも多いだろうが、このGeForce GTX 560 SE搭載カードを2枚購入したとしても3万円以下に収まる。
すぐにGeForce GTX 580搭載カードが3万円を切るまで値段が落ちるとは思えないので、ここはGeForce GTX 560 SEで2-way SLIを組んでしまうというのはどうだろう? ハイエンドGPUのSLI構成よりパフォーマンスは落ちるが、カード1枚だけの1.5割増し程度の性能は出る。そして、そのくらいの性能であっても、我々庶民ユーザーには十分にシアワセになれるだろう。
写真1■NVIDIA GeForce GTX 560 SEを搭載するZOTAC製グラフィックスカード「ZOTAC GTX 560 SE 1GB」 |
製品名:ZOTAC GTX 560 SE 1GB
型番:ZT-50901-10M
発売時期:3月下旬
予想市場価格:14,000~15,000円以下
写真2■NVIDIA GeForce GTX 560 SE搭載で185ミリのショート基盤設計なGALAXY製グラフィックスカード「GF PGTX560SE/1GD5」 |
製品名:GF PGTX560SE/1GD5
型番:GF PGTX560SE/1GD5
発売時期:3月31日
予想市場価格:13,000円以下
■ZOTAC GTX 560 SE 1GB
■アスク
■GF PGTX560SE/1GD5
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ZOTAC GeForce GTX560 Ti搭載ビデオカード(PCIe対応) ZOTAC GTX560 Ti 1GB DDR5 SHORT BF3 (BF3-ZTGTX560Ti-1GD5SHRT)
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