「Windows上でどのように物理メモリが割り当てられているのか?」「メモリー上にどのくらいのファイルデータがキャッシュされているのか?」「カーネルやデバイスドライバーでどのくらいのメモリーが消費されているのか?」といったことが分かれば、不要なドライバやキャッシュをクリアすることで空きメモリーを増やすことができる。RAMMapを使うとメモリーの使用状況を非常に細かく調べることができる。

RAMMapは、メモリーの利用状況を簡単に調べることができるツールだ。使い方は起動するだけと簡単だ。起動すればその時点でメモリーがどういった状況で利用されているのかをチェックしてグラフィカルに表示してくれる。タブ構成になっていて各タブごとに分類方法が異なっており、タブを切り替えることで表示を切り替えることができる(写真1)。

写真1■全部で7つのタブに分かれており、各タブごとに表示できる内容が異なっている


もしメモリーを食い過ぎてるプロセスやデバイスドライバなどがあれば「Process Explorer」を利用して停止することでメモリーを空けることができる。なお、このツールが利用できるWindowsのバージョンはVista以降であることに注意。

■各タブの説明

①Use Counts(使用カウント):種類とページングリストごとの使用状況の概要
②Processes(プロセス):プロセスのワーキングセットのサイズ
③Priority Summary(優先度の概要):優先順位が付けられたスタンバイリストのサイズ
④Physical Pages(物理ページ):すべての物理メモリのページ単位の使用量
⑤Physical Ranges(物理範囲):物理メモリアドレス
⑥File Summary(ファイル概要):メモリ上のファイルデータをファイルごとに表示
⑦File Details(ファイル詳細):個別の物理ページをファイルごとに表示

RAMMapのダウンロードと解説
Windows Sysinternals TechCenter

ITライフハック
ITライフハック Twitter

【PC快適術】の記事をもっと見る
HDD内を徹底調査!PageDefragのお供に最適なDiskView【PC快適術】
できないことができる!?通常では解消できない断片化を解消してくれる「PageDefrag」【PC快適術】
一緒に使えば効果倍増!Process Explorerのお供に「Autoruns」【PC快適術】
タスクマネージャーよさらば! プロセスが手に取るようにわかる「Process Explorer」【PC快適術】
不便なブックマークよさよなら! 俺はライフリストでブクマを管理するぜ!【PC快適術】

ソースネクスト 驚速 for Windows (Uメモ)
ソースネクスト 驚速 for Windows (Uメモ)
クチコミを見る