すでにCeBIT 2012で大量に参考出品されていた“IVY Bridge対応某チップセット”の情報開示が4月8日をもって解禁になった。その名も「Intel 7 シリーズ」だ。デスクトップ用とノートPC用で合計11種類が用意される。いずれも第三世代のCore iシリーズであるIVY Bridge対応だ。

発表されたのは以下の11モデル(デスクトップが6、ノート用が5)である。CPUソケットはLGA1155でもちろんSandyBridgeを搭載しても動作する。USBポートは最大で14(一部12)と拡張用としては、足りなくなることはないと思われる数を用意する。

■デスクトップ向け
・Intel H77 Express
・Intel Z75 Express
・Intel Z77 Express
・Intel B75 Express
・Intel Q75 Express
・Intel Q77 Express」

■ノートPC向け
・Intel HM77 Express
・Intel UM77 Express
・Intel HM76 Experss
・Intel HM75 Express
・Intel QM77 Express

今度のチップセットの特徴は、ハイブリッドHDDシステムであるISRT(インテル・スマートレスポンス・テクノロジー)が使える点、SATA3の6Gbpsに対応、USB3.0をチップセットネイティブでサポートするなど、以前は別途チップが必要だったことをチップセットに統合したり機能追加されている。

またGPU版TurboBoostとも言える内蔵グラフィックスのオーバークロック機能なども持っている。内蔵グラフィックスは外部に3枚まで映像出力できるようになっており、HDMIやDisplayPortやアナログRGB、DVIといったインターフェイスでディスプレイと接続可能になっている。

また、カリカリチューンをしたい人向けにCPUの「K番モデル」(型番の最後に“K”が付く倍率変更可能モデル)をクロックアップできる“漢のチップセット”としてZ77 ExpressとZ75 Expressが用意される。この解禁を受けて各マザーボードメーカーから続々と新モデルが投入されることになっている。

4月7日の深夜からカウントダウンを開始し、0時過ぎにIntel 7シリーズ搭載マザーボードの販売を始めた店舗もあったようだ。なお、マザーボードを購入したとしてもIVY Bridgeはまだ発表になっていないため、今度はCPUの解禁待ちといったことになる。噂では4月の最終の週末にでも登場するのでは? と言われているが果たしてどうなんだろうか?

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