通常、Excelの列表示は、「A、B、C……」のようになっている。ところが、人のパソコンを使うときや、特定のファイルを開いたとき、あるいは何らかの理由で設定が変わったときに、「1、2、3……」の表示になることがある。慣れない表示に使いづらいと感じたら、元の「A、B、C……」に戻してしまおう。

■知っ得No.294 いつもの「A、B、C……」の形式に戻す
列表示に「1、2、3……」と表示されるのは、「R1C1」という表示形式。セルを参照しやすいと、好んで使うユーザーもいる。けれども、ふだん「A、B、C……」の形式に馴染んでいるなら、「R1C1」形式の表示に戸惑ってしまうことだろう。設定を変更して、いつもの表示に戻してしまおう。

●R1C1参照形式をオフにする
設定の変更は、Excelのオプションから行う。[数式の処理]にある[R1C1参照形式を使用する]をオフにすれば(画面1)、元の「A、B、C……」の表示に戻る(画面2)。これで、ふだんどおり作業できるはずだ。
画面1 Excel 2010で、[ファイル]→[オプション]を選択。左の項目から[数式]を選んだら、[数式の処理]にある[R1C1参照形式を使用する]のチェックを外す。

画面2 列表示が「A、B、C……」に戻った。これで、いつもどおり作業できる。

R1C1は、他のセルを参照することが多いときに使うと便利な形式だ。使いやすい環境は人それぞれなので、もし人のパソコンを借りたときに設定を変更したら、再び[R1C1参照形式を使用する]にチェックを入れて、元に戻しておいてあげよう。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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