Excelで名簿を作成すれば、データの管理が容易になる。さらに、イベントの出席者をチェックするなど、ファイルに情報を付加して残すことが可能だ。もしイベントの参加者数を知りたい場合には、「○」を入力したセルだけをカウントする方法がある。

■知っ得No.333 空白ではないセルの個数を数える関数
出席のマークを付けたセルをもれなく数えるため、空白ではないセルの個数を数える関数「COUNTA」を使用してみよう。

COUNTAを使えば、数字、文字、記号など、何らかのテキストが入っているセルをすべてカウントできる。[数式]タブの[関数の挿入]ボタンをクリックして、入力してみよう(画面1)。ダイヤログボックスに必要な引数を入力すれば(画面2)、アクティブセルに計算結果が表示される(画面3)。
画像1 合計を表示したいセルをアクティブにし、[数式]タブの[関数の挿入]ボタンをクリック。[関数名]から[COUNTA]を選択して、[OK]をクリックする。

画像2 [値1]に出席者の「○」を入力するセルの範囲を指定する。右のアイコンをクリックして範囲をドラッグしてもいい。値1を入力したら、[OK]ボタンをクリックする。

画像3 アクティブセルに「=COUNTA(C2C:16)」の数式が挿入され、「○」を入力したセルの数が「10」と表示された。

以上で、○の入ったセルの個数を正確に知ることができた。作例では1つの画像に収まる表を使用したが、実際には数百件、数千件のデータを対象とすることもあるだろう。そんなときにこそ、威力を発揮してくれる関数だ。

なお、COUNTAは以下のように引数を指定する。複数範囲が対象なら、値2以降も順に埋めていく。上の例では、「値1」のみ指定している。

COUNTA(値1, [値2], ...)
値1 計算対象の範囲を指定
値2, ... 省略可。同じく計算対象の範囲を指定。最大255 個まで指定できる。


編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス
制作編集:エヌプラス
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