シマンテックのセキュリティブログによると、スパム送信用のメールアドレス収集を目的としたAndroidアプリが出回っているらしい。ハードな使い方をするスマホユーザーにとって頭の痛いのがバッテリー消耗だ。そのバッテリー持続時間が2倍以上長くなるといううたい文句にインストールを促し、インストールをする振りをしつつ、裏で端末のメールアドレスを収集し連絡先データを集めているというのだ。

シマンテックは、このアプリを「Android.Ackposts」として同社のウイルスソフトで検出するとしている。このほかにも「Android.Dougalek」や「Android.Uranico」、「FindandCall」といった同様の悪質なアプリがいくつか確認されており、いずれもユーザーの連絡先データを盗み出そうとしていると警告を発している。いずれにせよ連絡先データに対する読み取り許可を要求してくるアプリは、インストールしないことを基本にしたほうがいだろう。

なおITライフハック編集部では、このアプリの実物を検証しようとアプリ名でネットを検索してみたが、GooglePlayやGoogle検索による検索では、発見できなかった。いまのところ、このアプリで被害を受けたという話も聞こえてこないが、もしも当該アプリをダウンロードしてインストールしてしまったというのであれば、即座に削除すること。また知り合いでも、そういうアプリを使っているという話を聞いたら、注意を促すようにしよう。

アプリ名は「電池長持ち」というらしい。ネットワーク通信と個人情報の読み取りを行うとしてある。この段階で怪しさ満点だ。


インストールを行っているように見えるが裏で連絡先情報を収集している模様。


最後には、使っている端末がアプリに未対応なので使えないという表示になる。



「奇跡のバッテリ節約アプリ」がスパム送信のために電子メールアドレスを収集
シマンテック

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