従来型携帯電話(フィーチャーフォン)とスマートフォンの違いは、スマホはアプリを追加したりOSをアップデートすることで機能を追加し、使い勝手を向上できることだ。
これまでAndroidは1年に1回程度のペースでOSをアップデートし、使い勝手を向上させてきている。現行の主要な機種は4.0がインストールされているが、4.1はすでに公表され一部の機種で使われ始めている。ただし、各端末がこのOSのアップデートに対応するかどうかは、端末の発売時点ではわからない。
■Andoridのバージョン
スマートフォン向けAndroidのバージョンは主に以下のようになっている。
2009年9月 Android 1.6 Donut
2009年10月 Android 2.0/2.1 Eclair
2010年5月 Android 2.2 Froyo
2010年12月 Android 2.3 Gingerbread
2011年10月 Android 4.0 Ice Cream Sandwich
2012年6月 Android 4.1 Jelly Bean
AndroidはGoogleがOSを開発し、それを元に各端末メーカーが対応端末を開発する。Googleが提供を開始した数ヶか月後に各端末用のアップデートが提供されたり、各端末メーカーや各キャリアからアップデート提供の有無が公表されたりする。
■Android端末は何年間最新の状態で使えるか?
パソコンの場合、数年前に発売されたハードウェアに最新のOSは対応するため、そこそこの性能の物を購入すればOSをアップデートできるため、数年は目立った陳腐化はない。
パソコンは年々性能が向上しているが、スマートフォンはその数倍の速度でハードウェアが進化している。このため最新のハードウェアをターゲットにしたスマートフォンの最新OSを、数年前のハードウェアで動作させるのは厳しい。
日本でAndroidスマートフォンの普及が本格化したのが2010年頃だ。ドコモがXperia SO-01B(ドコモ仕様 Android 1.6)を発売したのが2010年4月だ。auが本格的にスマートフォンに参入した2010年11月に、目玉機種として発売したのがシャープ製のIS03(au仕様 Android 2.1搭載)だ。
2012年6月に発売されたサムスン製のGalaxy S III SC-06D(ドコモ仕様 Android 4.0搭載)と、その約1年半前に発売されたIS03を比較してみよう。
CPUはIS03のシングルコアの1GHzに対して、デュアルコアの1.5GHz。メインメモリはIS03の512MBに対して2GB。内蔵ストレージはIS03の1GBに対して、32GBとカタログスペックだけでも倍以上になっているのがわかる。実際、IS03はAndroid 2.2までのアップデートが行われ、Xperia SO-01Bは2.1までのアップデートとなっている。
こうしてみると、最新の環境でAndroid端末を使用したいなら、機種にもよるが1年から2年程度で買い換える必要がある。もちろん、古い環境でもそのまま使うことはできるが、スマートフォンの利点であるソフトの追加や機能の向上などの恩恵を受けることができない。少しでも最新の環境を快適に使うなら、将来のアップデートに対応できる機種選びは非常に重要だ。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。
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2009年10月 Android 2.0/2.1 Eclair
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AndroidはGoogleがOSを開発し、それを元に各端末メーカーが対応端末を開発する。Googleが提供を開始した数ヶか月後に各端末用のアップデートが提供されたり、各端末メーカーや各キャリアからアップデート提供の有無が公表されたりする。
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パソコンは年々性能が向上しているが、スマートフォンはその数倍の速度でハードウェアが進化している。このため最新のハードウェアをターゲットにしたスマートフォンの最新OSを、数年前のハードウェアで動作させるのは厳しい。
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こうしてみると、最新の環境でAndroid端末を使用したいなら、機種にもよるが1年から2年程度で買い換える必要がある。もちろん、古い環境でもそのまま使うことはできるが、スマートフォンの利点であるソフトの追加や機能の向上などの恩恵を受けることができない。少しでも最新の環境を快適に使うなら、将来のアップデートに対応できる機種選びは非常に重要だ。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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