ほとんどのAndroid端末は2.3系


Androidは端末が将来OSのアップデートに対応するかどうかは、最新の環境で使いたい場合には重要だが、必ずしもアップデートが必須なわけではない。

もちろん最新のハードウェアで最新のOSを使うのがベストで、Android 4.1はようやくiPhoneのようなスムーズな操作感を実現したと言われており、新機能とともに待ちわびている方も多いだろう。OSのアップデートし新機能が増えるのはいいが、それ以上に重要なこともある。
■Androidのバージョン別普及率
Androidの場合、現在一般的に販売されている端末のバージョンは4.0だ。2012年8月現在のデベロッパー向けの情報によれば、Androidでもっとも普及しているバージョンは2.3で60.3%。その次に4.0の15.8%、2.2の15.5%と続いている。

Android 4.1に対応した端末は現時点で多くないが、今後は4.0や4.1が、2.3やそれ以前のバージョンに変わって伸びていくことが予想されるが、当面2.3のユーザーが半数以上を占めることになる。

2.3は2011年から2012年前半までに発売された多くのAndroid端末で採用されており、一部の機種は4.0への対応が表明されている物の、すべての端末が対応するわけではないようだ。今後1年から2年程度はAndroid 2.3のユーザーがかなりの割合を占める。

開発者は多くのユーザーが使用している2.3に対応したアプリを開発しなければ、多くのユーザーを獲得することができない。あえて最新機能を使って古いバージョンを切り捨てることもできるが、一般的にはユーザーの多い環境で提供される。

つまり、OS自体がアップデートされなくても、多くのアプリは対応するので、アプリでの新機能追加などは基本的に問題ない。

■不都合の修正は行われるのか?
OSのアップデートでOSの機能が追加されるなどを期待する事は多いが、不都合の修正もアップデートの一種だ。現行のAndroidスマートフォンの多くは、発売時点で完璧な状態になっているわけではなく、数回の細かなアップデートでようやく安定してくる事が多いようだ。

例えば、サムスンのGalaxy S II SC-02C(ドコモ仕様)はAndroid 4.0へのアップデート以外に、発売から4回の不都合修正のためのアップデートされている。

Xperia SO-01B(ドコモ仕様)はOSのアップデート自体2.1までだが、そのほかのアップデートはOSのアップデートなど含め合計8回行われている。(2012年8月現在)

不都合はない方がいいが、完全になくすことは困難なため、不都合が発覚した場合は早期に回収されることが求められる。この不都合修正は、端末が実際に使用される数年間は継続して継続されることが求められる。


上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。


デジ通の記事をもっと見る
iPhone 4Sの音声認識機能は使える 新しいiPadでも使える音声認識
英語の音声認識で英会話練習 自分の発音を客観的に知る方法
サービス終了後はどうなる!電子書籍は永遠に読めるのか
キンドルが日本に参入する?Amazonの電子書籍をおさらい
iPhoneが据え置きゲーム機も殺す?多機能化するスマートフォン


【キヤノン純正インク】キャノンインクタンク 5色マルチパック BCI-321+320/5MP【キヤノン純正インク】キャノンインクタンク 5色マルチパック BCI-321+320/5MP
キヤノン
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る