液晶ディスプレイを複数台使ってWindowsのデスクトップ画面を表示するマルチディスプレイ環境。とは言ってもマルチディスプレイを使っているユーザーでも、ほとんどはフルHDのディスプレイ2台を左右に並べている程度だろう。3台目、4台目のディスプレイ環境となると、途端にハードルが高くなってしまう。

例えばディスプレイを設置するスペースが確保できないというなら、これはもうあきらめるしかない。しかし、使っていない液晶が余ってるんだけど、マルチディスプレイ環境に対応したグラフィックスボードがないなんてときに1枚のグラフィックスボードで3台以上画面出力できれば3台以上のマルチディスプレイ環境を楽に構築できる。

ということは複数ディスプレイ出力が可能なグラボが必要になる。最新GPUであれば、複数画面出力をサポートしているので、そういった製品を買えばいい。とはいってもなるべく予算的に安く済ませたいという人もいるだろう。またHDMIケーブルは、まだまだ高価だったりするので、その辺に転がっているDVIケーブルで済ませたいなんてワガママなケースもあるだろう。

なるべく安価で、かつ1枚でマルチディスプレイ環境を構築できるグラボが欲しいところだ。例えばアスクから出ているSapphire Technology社製のグラフィックスボード「FLEX HD7770 GHZ EDITION 1G GDDR5 PCI-E DL-DVI-I+SL-DVI-D / HDMI / DP」は、実売で1万円台後半と安価ながら、インターフェイスにDVI×2、HDMI、DisplayPortを搭載しており、フルで使うと4画面出力が可能だ。さらに、HDMIをDVIに変換するHDMI to DVIケーブルを利用するとDVI×3接続でマルチディスプレイ環境を構築できる。

搭載するGPUはAMDの「RADEON HD 7770」だ。640ユニットのストリームプロセッサ、28nmプロセス技術とGraphics Core Next Architecture、PCI Express 3.0インタフェースを採用。レンジ的にはミドルレンジになるが、コアクロック1,000MHzのオーバークロック仕様なので3Dゲームをバリバリするのでなければ、十分な性能を持っていると思っていいだろう。

◆製品情報
メーカー:Sapphire Technology
製品名:FLEX HD7770 GHZ EDITION 1G GDDR5 PCI-E DL-DVI-I+SL-DVI-D/HDMI/DP
型番:SAHD777-1GD5FLEXR0/11201-12-20G
発売時期:9月1日
予想市場価格:1万円台後半


FLEX HD7770 GHZ EDITION 1G GDDR5 PCI-E DL-DVI-I+SL-DVI-D / HDMI / DP
アスク

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SAPPHIRE Radeon HD6450搭載ビデオカード(PCIe対応) DVI×2+HDMI 3画面同時出力可能 FLEX HD6450 1G DDR3 PCI-E DL-DVI-I+SL-DVI-D / HDMI (11190-12-20G)
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