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通常のクラムシェル型Ultrabook風だが、天板の両面にディスプレイがついたデュアルディスプレイUltrabookのASUS TAICHIが日本でも発売される。
ベースがUltrabookなので、薄型軽量の製品に仕上がっており、天板側にマルチタッチ対応ディスプレイを搭載しているためタブレットとしても使えるようになっている。
iPadなどのタブレットの普及によりパソコンの市場が食われてしまうことを想定してか、さまざまな仕組みでノートパソコンがタブレットとしても使えるように変化する製品を各社が投入している。ASUS TAICHIは、その中でも最もシンプルにタブレットとノートパソコンを両立できる製品だ。確かにユニークで目を引く、しかし、本当にこのような使い方は普及するのだろうか? 少し考えてみたい。
パソコン業界の関係者の一部では、ノートパソコンがタブレットとしても使えるようになることで、ノートパソコンとタブレットの2台をわざわざ持ち運ぶ必要がなくなるなどと説明している。
ノートパソコンも欲しいしタブレットも欲しいという人がこうした製品を購入することで両方の欲求を満たすことができるというわけだ。実際にノートパソコンとタブレットを1台でまかなって使いたい人はどれだけいるのだろうか? 様々な製品の登場は選択の幅が広がるなど、用途に合わせた製品選びにつながる。
Windowsタブレットは業務用用途などで引きが強いという話もあるが、現在市場で最も伸びているのはアップルのiPadや、7インチクラスのお買い得感の高いAndroidタブレットだ。価格的には2万円弱から5万円程度の価格までだ。
価格以外にもiPadなどのタブレットは7インチから10インチ程度の画面サイズで、重量は300g程度から700g程度。持ち運べるとは言ってもノートパソコンやUltrabookは800g程度から1.5kg程度と重過ぎるといえる。
Ultrabookコンバーチブルなどは多機能で高性能とはいえ、重量を考えるとタブレットに比べると気軽に持ち運べルとは言えない製品が多いのが現状だ。
Windows 8やWindows RTはタブレットに最適化された部分もあるが、iPadに比べれば、登場直後と言うこともあり、タブレットに最適化されたアプリが十分にあるわけでもない。
各プラットフォームの製品は厚みや重量も違えば、それぞれ機能が全く異なる。ハードウェアやアプリなどは今後進化するだろうが、現時点で無難な使い方は、タブレットはタブレットだけで使い、Ultrabookなどノートパソコンはノートパソコンとして使う。要するに個別の製品をそれぞれ1台ずつ所有することだ。
ただ、それでも1つのデバイスだけですべてをまかないたいのなら、液晶を閉じるだけでタブレットとして使え、液晶を開けばノートパソコンとしても使えるASUSのTAICHIのような製品を選択するのもアリだろう。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。
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ASUS TAICHI 裏表デュアル画面 閉じてスタイラス対応タブレット化 Windows 8 11.6インチ ノート-i5-128g
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価格以外にもiPadなどのタブレットは7インチから10インチ程度の画面サイズで、重量は300g程度から700g程度。持ち運べるとは言ってもノートパソコンやUltrabookは800g程度から1.5kg程度と重過ぎるといえる。
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Windows 8やWindows RTはタブレットに最適化された部分もあるが、iPadに比べれば、登場直後と言うこともあり、タブレットに最適化されたアプリが十分にあるわけでもない。
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ただ、それでも1つのデバイスだけですべてをまかないたいのなら、液晶を閉じるだけでタブレットとして使え、液晶を開けばノートパソコンとしても使えるASUSのTAICHIのような製品を選択するのもアリだろう。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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