エコノミークラスでも電源が用意されることが多くなってきた


ノートPCやタブレットを外で使うケースで長時間電源の確保ができない環境の1つに飛行機の機内がある。昔は飛行機に乗って海外に行く際、ノートパソコンだったら、予備用のバッテリーを何本も持ち歩いて機内でバッテリー切れにならないよう対応したが、こうした心配は不要になりつつある。

最近のUltrabookのほとんどはバッテリーを交換できないので予備バッテリーを用意することができない。じゃあバッテリー切れ対策はどうするのかと言えば、飛行機の各席にPC用の電源が用意されることが増えてきているのだ。ファーストクラスやビジネスクラスは、かなり昔から電源が用意されていたが、最近ではエコノミークラスでの対応も増えている。座席に電源供給用のUSBポートが用意された席もあるようだ。



飛行機の機内で使用したい機器と言えばノートパソコンがほとんどだろう。最近ではスマートフォンやタブレット、各種ゲーム機なども、増加してきたかもしれない。短距離の日本国内線や日本から東南アジアなどへの路線ならともかく、10時間前後のフライトとなるアメリカやヨーロッパ、中東などのフライトでは、離着陸や食事の時間を除いてもかなりの間、PC等を使っていることになる。

日本のノートパソコンはJEITA測定法という手法で、実際の倍程度のバッテリー駆動時間がカタログなどには記載される。長距離フライトの搭乗前後、搭乗中の利用時間を考えると、20時間くらいの駆動時間は欲しいだろう。拡張バッテリーなどを利用した場合を除き、現状ではバッテリーだけで運用するのはほぼ不可能と言うことになる。

スマートフォンなども、一般的には1日バリバリ使用してしまうとかなりバッテリーが減ってしまう。長時間のフライトでなんとかバッテリーだけで運用したとしても、現地に到着後にバッテリーが空っぽになってしまいホテルなどにたどり着くまでどこにも連絡ができないという笑えない話になりかねない。

そうなうと、機内で電源の確保が重要になるが「In Seat Power」などと呼ばれている各席に用意された電源と対応のACアダプタとケーブル類を機内に持ち込めば、電源の問題を気にすることなく機内で過ごすことができる。
最近では、USB端子を備えた席もある。

このUSB端子を使えば画像を各席に用意されたディスプレイ画面上に表示するようなこともできたりするのだが、当然ながらUSB経由での充電もできるようになっている。もしも、飛行機に乗るなら、USBケーブルも機内に持ち込むのがいいだろう。

電源などを搭載している機体は、航空会社によって異なるが、最近は各航空会社のサイトなどに情報が掲載されていることがある。長時間のフライトなら、価格や食事などに加えて、電源供給の有無も調べた上で予約することをおススメしたい。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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