新商品を開発中だったり、すでに製品はあるけれど、いつ市場に出したらよいのか悩んでいたりといった時に知りたいのが消費者心理や購買行動パターンだ。「その商品を購入するきっかけになったものは何か?」「季節によってどんなものが売れているのか?」「1日のうち、この商品がいちばん売れるのは何時頃か?」といったことを知りたいと思ったことはないだろうか?
■消費者の動向をつかむことができるPOSレジだが限界も・・・
たとえばコンビニのPOSレジは、全国のフランチャイズ店から、商品の売り上げデータが本社のデータベースに蓄積され、そのデータを分析することで商品をいつ置けばいいのかといったことを決めるのに利用できる。その商品が、どの時期にどれだけ売れたのかといった部分まで把握できるのでベストタイミングで商品入れ替えを行えば、売れないで大量に在庫を抱えてしまうというリスクを避けることができる。ただ、その店に置いていない商品の動向までつかむことはできない。

■マクロミルのQPRで細かな消費者動向をチェック
これに対して、マクロミルが行っているQPRを用いた消費者動向チェックシステムは、店に置いてある商品をトレースするのではなく、消費者が「いつ?」、「どこで?」、「何を買ったのか?」、「その理由は?」、といったところまで追跡する。ちなみにQPRとはQuick Purchase Reportの略だ。

QPRは、北海道から九州まで、全国で3万人のモニタを使って毎日、購入する商品をリアルタイムで追跡調査する。モニタはバーコードリーダーを携帯し、商品を購入すると同時にバーコードを読み取り、そのデータをデータベースに送信、「購入者の属性情報」「購入先」「日時」「購入個数」など、日々の購買情報が集積されるようになっている。

特定のお店ではなく、スーパー、コンビニ、商店、デパート、大型量販店といった店舗を問わないデータなので市場の全体像をつかむことができる。あくまでトレースしているのは消費者の購買行動なので極めてリアリティに富んだ消費者の日常行動が浮き彫りになる。これは非常に貴重なデータだと言っていいだろう。

■QPRによる消費者購買動向データから導き出される3つのサービス
このようにQPRによって収集された消費者購買動向データは、あらゆる購買行動や動機などを収集するため、生きたデータが集まってくることになる。そのQPRによって集められた膨大なデータから導き出された3つのサービスを紹介しよう。


■時系列で商品購買データを追跡できる「QPR TRACE」(キューピーアール・トレース)
日々集積されるQPRモニタの商品購買データをもとに、週次、月次の時系列購買動向を定期帳票でレポート。チェックできるのは、「購買商品ランキング」や「売れ筋商品のトレンド」、「購買チャネル」、「購入者属性」、「トライアル(試用購入)率」、「リピート(反復購入)率」、「ブランドスイッチ」といった情報を把握できる。また定期レポートはWeb経由で自動配信される。また、全レポートは専用のMyページから簡単に出力可能。

目的別に分析メニューが分かれているので、簡単な条件を入力するだけで分析が完了する。出力できるのは「トレンド分析」「アイテムランキング」「購入者属性分析」「購入チャネル分析」「トライアル&リピート分析」「併買分析」「スイッチ分析」など様々な分析レポートが出力できる。


■消費者の意識を調査する「QPR Mill」(キューピーアール・ミル)
このサービスは、QPRモニタを対象としたネットリサーチサービスだ。おもに消費者の意識を調査する。特定商品のヘビーユーザー、競合対象の商品購入者、ブランドスイッチ者など、QPRモニタの実際の購買に基づき、様々な条件で調査対象者を抽出し、購買意識調査を行う。これにより購買データと意識データのクロス分析が可能だ。


■分析とレポート作成をしてくれる「QPR ANALYZE」(キューピーアール・アナライズ)
QPR TRACEの購買データをリサーチャーが分析し、レポート作成を行うサービス。簡易的なレポートから個別課題に応じたカスタマイズレポートまで、購買データを利用して様々な分析要望に応えてくれるサービス。購入量や頻度によるヘビー、ミドル、ライト層の分析や、購入カテゴリの相関関係、カテゴリアイテムのクラスタ分析、ライフスタイルクラスタや消費者調査とのクロス分析など、シングルソースデータならではの分析が可能。分析可能な商品カテゴリは、「加工食品」、「生鮮食品」、「菓子類」、「飲料・酒類」、「日用雑貨」、「医療品」、「化粧品」、「家庭用品」、「DIY用品」、「ペット用品」などJANコード(バーコード)が付いている商品に対応。また分析可能な購入チャネルは「スーパー」、「コンビニエンスストア」、「一般小売店」、「薬局・ドラッグストア」、「自動販売機」、「駅売店」、「百貨店」、ホームセンター、通信販売、訪問販売・宅配など。

以上のようにQPRを使ったマクロミルの消費者動向調査による3つのサービスを紹介した。いま、現在の段階でもQPRによって消費者のデータは、どんどん蓄積され、増加している。消費者の動向を、広く、そして深く掘り下げたいと考えているのであれば、マクロミルの消費者購買動向データ・購買行動分析を利用してみることをおススメしたい。

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消費者購買動向データ・購買行動分析 | マクロミル
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