新しいOfficeは、単に機能が増えているだけでなく、複雑な操作を覚えることなく誰でも高度な操作ができるようになったことは前回の記事で紹介した。従来からある機能の向上に加え、Windows 8やタッチ機能に最適化されているのもポイントだ。
そこで今回は、発表会でデモされたタッチやタブレットに最適化された機能を紹介しよう。
通常の編集モード |
Wordでは、文章を読みやすく表示する閲覧モードが追加された。文章表示用に特化したモードで、編集用のメニューが表示されなくなるので、文章を確認する場合に有効だ。文字が大きく表示されるので読みやすくなっている。タブレット上での利用など、PCがタッチ操作に対応していれば指でのスクロールや画像の拡大もできるようになっている。
閲覧モードなら文章を読む際に便利 |
■タッチに最適化されたインターフェイス
マウスモードとタッチモードを切り替えできる。 |
また、タッチ液晶搭載ノートやタブレットPCで操作する場合、指で操作するケースも多くなる。その際、マウス用にデザインされたリボンUIでは指での操作はやりにくい。そこで、マウスモードとタッチモードという2つのモードを用意し、操作に合わせてUIのボタンサイズが変化し、タッチモードでは指で操作しやすくなる。
通常のマウス用リボンインターフェイス |
タッチ操作用のUIは、指で押しやすいようにデザインされている。 |
例えば色を自分好みに調整する場合、カラーパレットが表示されるが、マウスでの操作なら通常通りのUI、指でタッチ操作するのであれば、タッチ用のUIが表示されるなど、Office側が最適なインターフェイスを自動的に選んでからパレットを表示してくれる機能も加わっている。
マウスで選んだ場合 |
指でタッチするとカラーパレットが自動的に大きくなる |
■指やマウスによる操作を自動認識
このように、マウス、指、ペンによる操作をOfficeが自動的に認識する。左から右にドラッグする操作を、マウス、指、ペンでどうなるか順番に見てみよう。
マウスでドラッグすると文章を選択 |
指で操作するとスクロール |
ペンで操作すると線を描画 |
■クラウド連携機能
SkyDriveによるクラウド連携機能が標準で搭載されており、データーはインターネット上に保存されるようになっている。例えばインターネットにつながっていない場合でも、パソコン内にデータが自動的に保存されるので、インターネットに接続されているかどうかを意識することなく利用できるようになっている。
インターネットに接続していないなくても、本体内にデータは自動保存されている。 |
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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