ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やブログなどのインターネットサービスを利用している人の中には、何気なくアップした風景写真が誰かの目にとまり、その写真がシェアされたり、コメントが付いたりした経験をしたことがあるだろう。あるいは、逆に誰かがアップした写真に感動を覚えたという人もいるだろう。

当たり前のことだが、周囲の環境、たとえば自分が生まれた土地や育った街、働いていた街は、日々変化をしている。「生まれ故郷を離れ、久しぶりに帰ってきたときに、まったく別の風景になっていた」ということは、決して珍しい話ではないのだ。

そんなときに当時の写真に出会えたとしたら、これほど懐かしいことはないだろう。
とはいえ、名所ならまだしも、畑や昔遊んだ空き地などのように何気ない場所では、当時の写真が残っていないことがほとんどだ。

「あらゆる土地に人類のキオクを貯める」というテーマのもと、ありきたりだけれど、今いる場所の写真をみんなで残すために開発されたサービスが「タイムカプセル+」だ。

■「タイムカプセル+」って、どんなサービス?
「タイムカプセル+」は、その場の写真を思い出として未来に残そうというコンセプトのサービスだ。

その場所にいけば、他の人が残した写真を発掘できる。例えるなら、詠み人しらずの写真の万葉集がその土地その土地に残されるということになる。
その場の写真を思い出として未来に残す「タイムカプセル+」


今いる場所の写真が何気ない風景だったとしても、誰かにとっては懐かしい一枚になる可能性がある。そして、時間が経てば、自分にとっても懐かしい一枚となりうるのだ。

心配なのは個人情報だが、投稿されたサーバにはユーザーを特定する投稿履歴情報は通信されず、ユーザーのアプリ内のみに保存されるので、安心して使うことができる。

TwitterやFacebookでコメントを残すことができる。


■思い出の写真を未来に残そう
思い出の共有アプリ「タイムカプセル+」を使うと、iPhoneのカメラ機能を使って自分が今いる場所の写真を投稿して未来に残せる。
自分が今いる場所の写真を投稿して未来に残せる「タイムカプセル+」


写真は単に投稿されるだけでなく、その場所で撮った“誰か”の写真を見ることが可能なので、それぞれの土地にそれぞれの思い出の写真がどんどん蓄積されていく。

たとえば下記のような利用シーンが考えられる。
1.生まれ故郷をとる
2.卒業した学校をとる
3.昔の職場をとる。創業の地をとる
4.観光名所をとる
5.売り地や売り家をとる
6.行きつけの店をとる
7.桜や紅葉などの季節の思い出を残す
8.新築や新店、建て壊しや閉店を思い出に残す
9.近所のちょっとした発見をとる
10.店の感想をそえて、次に来た人に注意をうながす
11.行事やイベントなどを思い出に残す

なお、投稿写真はGPS情報付の画像データとして匿名でWEB上に公開されるため、位置情報の通知をOFFにした場合、本サービスは利用できない点には注意が必要だ。
それぞれの土地にそれぞれの思い出の写真がどんどん蓄積されていく


最初のうちは難しいことは考えずに身のまわりの風景を撮影して行こう。打ち合わせや出張などで初めて行く土地では、本サービスを利用してオススメスポットをチェックしたり、昔の写真を掘り起こしてみたりすると面白いだろう。

以前に行った土地にもう一度行ったときには、当時の写真を掘り起こしてみよう。また何か発見があったときには、ここに来る誰かに向けてメッセージを残すと面白いだろう。
ここに来る誰かに向けてメッセージを残そう


そして、面白い投稿を見つけてしまったら、フェイスブックやツィッターでシェアすると、その場所の話題で盛り上がれるかもしれない。

「あらゆる土地に人類のキオクを貯める」という壮大なプロジェクトに、参加してみてはいかがだろうか。

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