スマートフォン向けのアクセサリーは世界中で大きな市場となっており、ケースなどを中心に、さまざまな広がりを見せている。そんな中で、最近増えてきたのがヘッドホンジャックに取り付けるアクセサリーだ。このヘッドホンジャック用のアクセサリーは、主にファッション感覚で使える製品が多い。

さらに、microUSBなどのコネクター用カバーも最近増えているようだ。日本の携帯電話などは以前から、コネクター類にカバーが付いていたが、海外製品の多くにはカバーはなく、コネクターはむき出しだ。

このためこのコネクターの保護を目的として、これらのアクセサリーを使おうとする方も多いようだが、筆者の経験上コネクター類のカバーはあまり意味がない。まさにアクセサリー(装飾品)という文字通りの意味でスマホを飾るアイテムと考えるほうが正解だと言える。

■ヘッドホン端子などは、そうそう壊れるものではない
筆者は、スマートフォンからパソコン、デジタルカメラなど、様々な電子機器を20年以上日常的に持ち歩いている。それも、よくよく見ると内部は細かいゴミだらけの鞄の中にケースなどに入れずに直接放り込んでいる。かなりというか相当ズボラでいい加減な持ち運び方だ。

ヘッドホンやUSBなどの各種インターフェイス向け端子はもちろん、古いノートパソコンに使われていた穴の深いPCカードスロット(PCMCIA)など、各種コネクター類に関しての配慮など一切せずにむき出しで鞄に入れるなどして持ち運んでいた。

持ち運んだ場所は、日本の街中や満員電車はもちろん、海外では砂漠や赤道直下、海、雪山など世界中様々な環境だ。この適当な持ち運び方で、コネクターの中にゴミやホコリが入り込んだことは一度もない。

実際には、コネクターの穴や製品の隙間などからは、家の中で使っていたとしても、内部にホコリなどが入り込んでしまうし、数年使ったパソコンを分解するとホコリがたまっているのは見るだけでわかる。

厳密には「コネクター類をむき出しにしたことが影響して、故障したことはない」と書くのが正しいだろう。

■あくまでワンポイントのアクセサリーだと思うべし
もちろん、あまりにもホコリが多すぎる環境で使い続ければ、短時間で何らかの影響は出るだろう。しかし、普通の環境で数年使う程度ならほぼ影響はないと言えるし、コネクターにホコリがつまって、接続に影響が出るようなことはない。

ヘッドホンジャックに保護カバーというよりも、ファッション感覚でアクセサリーを付けることは何の問題もないし、スマホを飾るという意味でおススメだ。しかし、単純に保護の目的でつけても、通常の環境で使う限り筆者の経験ではあまり意味がないと言える点だけは理解しておこう。

壊れるときは、突然やってくるし、端子カバーを付けておけば良かったなんてことには、おそらくならないだろう。
スマートフォンはズボンのポケットなどに入れることも多く、筆者以上にハードに過酷に使う人も少なくない。そんな場合、万が一を防ぐ意味で端子カバーを付けるのは、少しはマシあるくらいに考えておくことだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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