旅の思い出を記録する方法は、いくつかある。いちばん手っ取り早いのが写真を撮ること。または動画を録ること。最近ではGPSを内蔵しているコンパクトデジタルカメラも登場してきており、静止画と共に自分が旅行で歩んだ位置情報と写真を符合させて旅の記録として残しておくことができるようになった。
これに加えてGPS内蔵のデジカメではなく、GPS機能と位置情報を記録する「GPSロガー」というハードウェアが販売されている。だいたい1万円程度で、位置情報を記録し続けるだけの単純な機能がメインだ。旅行後に記録を取り出してマップ上に表示させることができ、旅の思い出を記憶だけでなく情報として記録できるわけだ。
このように旅行に出かけるときなど、自分がどのような場所を通ったのかログを残すと、地図を見ながら後から思い出を振り返ることができる。写真を見ながら地図を眺めることで、より鮮明にそのときのシーンを思い浮かべることができるわけで、思い出を記録しつつ記憶も残せるという一石二鳥のツールがGPSロガーだ。
■無料のGPSロガーアプリ「Google My Tracks」でログを記録してみる
専用のハードを購入しても良いが、まずはGPSロガーのメリットを体験できる「GPSロガー」アプリを使ってみるのはどうだろう? 最近のスマートフォンに必ずと言っていいほど搭載されているのがGPSセンサーだ。ほかにもジャイロセンサーや周囲の光を見る光量センサーなどスマホはセンサーの塊だったりする。そのGPS機能を使わない手はないだろう。
そこで、ニコニコ超会議2のイベント「24系ブルートレインで行く『ニコニコ超会議号』の旅」に参加する機会に恵まれたのでGoogleが作成した無料アプリ「Google My Tracks」(以下、My Tracks)を使って、Androidのスマホで位置情報を記録、東京から大阪へ向かい、大阪でニコニコ超会議号に乗って東京まで戻ってくる道のりをアプリを使って実際に記録してみた。
なおMy Tracksだが、GPSを利用するという性質上、バッテリーの消費量が普段よりもはるかに多くなる。長丁場であることがあらかじめ確定している旅であるのなら、ACアダプターを活用するとか、大容量のモバイルバッテリーを持って行くことは絶対だと考えてもらいたい。
My Tracsを起動した画面。非常にシンプルな作りだ。画面下にある赤い「●」ボタンをタップすると記録が始まる。バックグラウンドで動作するので、ほかの画面に移っても問題ない
ログ記録中に右上の「◎」のようなGPSのマークをタップすると、自分のいる場所に移ることができる。電車や新幹線での移動の場合は、地図を描画するためか、機種によっては表示に少しラグが出ることもある
記録したログを表示させた状態。列車で移動する場合、トンネルなどで電波が途絶えてしまうので、所々歯抜けになってしまうが残念だがこれは仕方ない
「統計情報」をタップすると、移動距離や移動時間、平均速度といったデータを表示してくれる
「グラフ」をタップすると、移動速度と共に標高を示してくれる。画面では新潟側から群馬側に抜けるときの標高差が出ているのがわかって面白い
メニューからはGoogleマップでの共有や、ログデータをmicroSDカードなどに保存することができる
My Tracsでは、メールで地図データのURLを送信して友達と共有することができる。メールでもらったGoogle MAPのURLを開くとこの通り
メニューボタンから「外部ストレージに保存」を選ぶと、GPX形式やKML形式でデータを保存できる。SDカードなどに保存して、PC側に転送しよう
KML形式で保存したデータは「Google Earth」を使って見ることができる。立体感があってなかなか迫力がある
GPX形式のデータは「ルートラボ」で地図上に再現できる。ちなみにルートラボではKML形式のデータも扱うことが可能だ
■Google My Tracks
■ニコニコ超会議2 超鉄道エリア
■ITライフハック
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■無料のGPSロガーアプリ「Google My Tracks」でログを記録してみる
専用のハードを購入しても良いが、まずはGPSロガーのメリットを体験できる「GPSロガー」アプリを使ってみるのはどうだろう? 最近のスマートフォンに必ずと言っていいほど搭載されているのがGPSセンサーだ。ほかにもジャイロセンサーや周囲の光を見る光量センサーなどスマホはセンサーの塊だったりする。そのGPS機能を使わない手はないだろう。
そこで、ニコニコ超会議2のイベント「24系ブルートレインで行く『ニコニコ超会議号』の旅」に参加する機会に恵まれたのでGoogleが作成した無料アプリ「Google My Tracks」(以下、My Tracks)を使って、Androidのスマホで位置情報を記録、東京から大阪へ向かい、大阪でニコニコ超会議号に乗って東京まで戻ってくる道のりをアプリを使って実際に記録してみた。
なおMy Tracksだが、GPSを利用するという性質上、バッテリーの消費量が普段よりもはるかに多くなる。長丁場であることがあらかじめ確定している旅であるのなら、ACアダプターを活用するとか、大容量のモバイルバッテリーを持って行くことは絶対だと考えてもらいたい。
[フリーライター・今藤弘一]
My Tracsを起動した画面。非常にシンプルな作りだ。画面下にある赤い「●」ボタンをタップすると記録が始まる。バックグラウンドで動作するので、ほかの画面に移っても問題ない
ログ記録中に右上の「◎」のようなGPSのマークをタップすると、自分のいる場所に移ることができる。電車や新幹線での移動の場合は、地図を描画するためか、機種によっては表示に少しラグが出ることもある
記録したログを表示させた状態。列車で移動する場合、トンネルなどで電波が途絶えてしまうので、所々歯抜けになってしまうが残念だがこれは仕方ない
「統計情報」をタップすると、移動距離や移動時間、平均速度といったデータを表示してくれる
「グラフ」をタップすると、移動速度と共に標高を示してくれる。画面では新潟側から群馬側に抜けるときの標高差が出ているのがわかって面白い
メニューからはGoogleマップでの共有や、ログデータをmicroSDカードなどに保存することができる
My Tracsでは、メールで地図データのURLを送信して友達と共有することができる。メールでもらったGoogle MAPのURLを開くとこの通り
メニューボタンから「外部ストレージに保存」を選ぶと、GPX形式やKML形式でデータを保存できる。SDカードなどに保存して、PC側に転送しよう
KML形式で保存したデータは「Google Earth」を使って見ることができる。立体感があってなかなか迫力がある
GPX形式のデータは「ルートラボ」で地図上に再現できる。ちなみにルートラボではKML形式のデータも扱うことが可能だ
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