2013 COMPUTEX TAIPEIが来週の火曜日、6月4日から始まる。今年はインテルが事前告知しているように、第4世代Coreプロセッサー(Haswell)の発表タイミング(噂では6月2日)と重なるとみられ、PCに関係した機器の話題が豊富になりそうだ。
タブレットやスマートフォンに押されつつあるPCが、今後どうなっていくのかも注目されており、COMPUTEX TAIPEIの会場に足を運ぼうと予定している人も多いだろう。ということで台北の最新状況を調べてみた。
■Wi-Fi環境が充実している台湾
台湾では行政などによる無料のWi-Fiサービスが非常に充実している。台北では「Taipei Free」、台湾全土では「iTaiwan」などのWi-Fiサービスが提供されており、事前に登録することで公共施設(駅など)で利用できる。
これ以外に有料サービスの「WIFLY」などもあるが、Taipei Freeは日本からでも登録できるようになるなど、利便性は年々向上している。台湾に行く予定があれば事前に登録しておこう。ネット接続環境で困ることはなさそうだ。
■LCCが増えつつある日台間空路
日本でも低価格航空会社のLCCが増え始めているが、台湾行きでは従来ジェットスターだけだったのがスクートやピーチ、エアアジア(2013年7月から)などといった具合に選択肢が増えている。これらのLCCは関空発着も多いので、関西地域在住の人は便利に利用できるだろう。
LCCは低料金が魅力だが、日本と台湾間のLCCは、往復で2万円前後になるケースが多く、場合によっては3万円を超えることもある。LCCではない航空会社で、たとえばチャイナエアーラインは、往復3万円台からのチケットもある。このように条件次第だが、日本と台湾間はLCCが圧倒的に安いわけではない点に注意しよう。
■台湾桃園国際空港はまだ交通の便が悪い
台湾へ行く場合、便数の多い台湾桃園国際空港か、台北市内にある台北松山空港を使う。桃園空港には2012年末までに鉄道が乗り入れる予定だったが2015年末へと延期されてしまったのが痛い。そのため桃園空港からの交通は引き続きタクシーやバスを使う必要がある。
なお台北市内の地下鉄は、毎年のように新線が開通しているが、今年も新荘線の忠孝新生駅から古亭駅間が開通した。ただ旅行者にとって利便性がより一層高まるのは、台北101の南側を東西に走る信義線が2013年末に開通してからとなる。
■対台湾ドルでも円安
現在、為替が円安方向にに大幅に変動しているが、対台湾ドルでも円安となっている。2012年6月は1台湾ドルが約2.6円だったが、原稿執筆の2013年5月下旬現在、1台湾ドルが約3.4円になっている。
つまり、去年は1万円を台湾ドル(NT$)に両替するとNT$3,800程度になったが、2013年5月末現在、NT$2,900程度になるということだ。3割ほど違うが台湾の物価は安いので、あまり高いという意識にはならないかもしれない。ただ買い物を予定している人は、注意しておくといいだろう。
今年は、どんな注目の製品が登場するのかいまから楽しみだ。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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