Acerのクラムシェルシリーズ


いよいよ2013年のCOMPTEXが開幕した。その直前にAceがq行ったカンファレンスでPCを発表したのはすでにお伝えしたと思う。そのカンファレンスで8インチのWindows 8タブレットである「Iconia W3」や13.3インチのUltrabook「Apsire S7」、液晶画面を自在に動かせるコンパチUltrabook「Aspire R7」が紹介された。それらに加えて、紹介されている、AcerのUltrabookなどのクラムシェル型製品を紹介しよう。

Acerは昨年のCOMPTEXでは、UltrabookのAspires S7やタブレットなどが紹介の中心であった。今年は従来型ノートパソコン、いわゆるクラムシェル型は、従来モデルからの進化形にとどまっている。

今回紹介されたクラムシェル型ノートは、Ultrabookとしての薄さや機能などを昨年のモデルよりも強化した「Aspire S7」、「Aspire S3」、メインストリームの「Aspire V」シリーズなどだ。

Aspire S7の特徴


Aspire S7は同社のUltrabookでフラグシップとなる製品で、12.9mmと薄くて1.3kgと軽いながらも13.3インチのタッチ対応液晶を搭載。従来製品と比較し、33%向上させたバッテリー駆動時間、3割深くなったキーボードストローク、第2世代のTwinAirクーリングシステムなど基本性能だけではなく、各デバイスも強化されている。液晶解像度はフルHDに加え、高精細のWQHD採用モデルも予定されており、第3四半期に出荷される予定となっている。

Aspire S3の特徴


Aspire S3はフラグシップのイノベーションをメインストリームのUltrabookにつぎ込んだ製品で、S7ほどではないが17.8mmと薄く、重量は1.65kgと持ち運べる重さになっている。NVIDIA GeForce GT735Mを搭載するなど、S7より性能が高い部分もある。こちらも第3四半期に出荷を予定している。

Aspire Vシリーズ


あおして、いちばんの売れ筋となりそうなのが「Aspire V」シリーズ、Ultrabookながら、かなりお買い得感の高い製品に仕上がっている。モデルによって液晶サイズや仕様などが異なるが機能よりも価格を重視する人には注目の製品となる。

従来と同じように利用できるクラムシェル型のノートパソコンは、タブレットなどに押され市場の伸びはあまり期待できない。しかし、既存のノートユーザーが一気にタブレットに流れ込むということも考えにくく、ビジネスユースで考えた場合、タブレットではなく従来型のノートPCを大多数の人が選択すると思われる。そういった点を見越して、オーソドックスなノートPCという分野を強化し、フラグシップのAspire S7やバリュー感の高いAspire Vシリーズのような製品を、しっかりと紹介しているAcerの戦略は堅実と言えるだろう。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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