つい先日、インテルがCOMPTEX TAIPEIで、タブレットやスマホと言ったモバイル端末向けのCPUであるタブレット向けの「Bay Trail-T」とスマホ向けの「Merrifield」についての発表も行なわれた。いずれも今年の後半以降に登場してくるとされており、いま現在のタブレット向けのプラットフォームであるClover Trail+の例として昨日発表されたSamsungの新しい10.1インチAndroid搭載タブレット「GALAXY Tab 3」を紹介。

このタブレットは、インテルの4G LTEソリューションとAndroidタブレット向けのインテルAtom SoC(開発コード名:Clover Trail+)プラットフォームという2つのテクノロジーを採用しているという。

iPadとは異なり横画面での利用が前提になっているGALAXY Tab 3。


■スペック表には書いてないが搭載するCPUはClover Trail+
サムスンのGALAXY Tab 3用サイトでは、CPUは1.6GHz(デュアルコア)としか書かれていないCPUだがこのCPUがAtomプロセッサーZ2560であるという。インテルによるとClover Trail+プラットフォームは、前世代のインテルAtomプロセッサーの2倍のコンピューティング性能と3倍のグラフィックス性能を持ち、バッテリー駆動時間でも競争力があるという。

またCPUに統合されたインテルグラフィックス・メディア・アクセラレーターは、性能が向上しており、リアルな3Dゲーム体験やフルHDビデオ再生といったグラフィックス性能を提供するとしている。Clover Trail+のデュアルコア性能とインテルハイパースレッディング・テクノロジーにより、同時に4つのアプリケーション・スレッドを処理でき、滑らかでシームレスなマルチタスク処理が可能。

背面のロゴも横置き前提になっている。


■ロング・ターム・エボリューション(4G LTE)もインテル製
また同タブレットに搭載されているインテルXMM 7160は、世界最小クラスの最低消費電力を誇るマルチモード・マルチバンドLTEソリューション2だ。同モデムは15種類のLTEバンドに同時に対応するほか、エンベロープ・トラッキングとアンテナ・チューニング用にリアルタイム・アルゴリズムを採用。

高度な設定が可能なRFアーキテクチャーの実装により、コスト効率に優れたマルチバンド設定やバッテリー駆動時間の延長、グローバルLTEローミングを1つの製品で提供することが可能だとしている。また、スマートフォン、タブレット、Ultrabookなどの複数のデバイスをサポートしているので、タブレットやスマホに限らずノートPCなどにも搭載可能だとしている。

インテル製だけで固めたAndroid端末の実力は、実際に触ってみないとわからないが、スマホやタブレットで後発のインテルのCPUや通信チップが、2013年後半に向けてどの程度まで巻き返せるのかに注目したい。

GALAXY Tab 3リリース

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