最近ちょくちょく耳にするようになった用語に「IEEE802.11ac」というのがある。「IEEE802.11」となっているので無線LANに関する新しい規格であることはなんとなく理解できるだろう。実際新しい無線LANの規格で、現在その内容がほぼ決まりかかっている状態(これをドラフトと言う)にある。2013年3月の電波法関連規則の改正により、日本国内でもこの規格に対応した無線LAN機器が使用できるようになった。



■理論上では最大6.93Gbps
何よりすごいのが「ギガビットWi-Fi」と呼ばれるようにIEEE802.11acは、理論上では最高速で6.93Gbps、実効転送速度でも1Gbpsを超える速度で通信が可能になっていることだ。帯域幅とMIMO方式によって最大速度は変わってくるが、いちばん遅い速度でも433Mbpsで、そこから866Mbps、1300Mbps、1733.3Mbps、2340Mbps、3466.7Mbps、6933.3Mbpsといった速度になっている。

すでにこの規格に対応した無線LANアダプターなどが登場しているが、このたびNECならびにNECアクセステクニカは、この次世代無線LAN規格「IEEE802.11ac(ドラフト)」(433Mbps)に対応した商品として国内最小サイズのWi-Fi(無線LAN)ホームルータ「AtermWF800HP」を発表した。

従来の簡単接続の仕組み「らくらくQRスタート」から、さらに進化させた「らくらくQRスタート2」を搭載しており、Wi-Fi接続から回線接続までがワンストップで可能となっている。価格はオープンプライスで発売は6月20日から。

■製品概要
・製品名:AtermWF800HP
・型番:PA-WF800HP
・予想市場価格:9千円台半ば
・発売時期:6月20日より


AtermStation
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NEC AtermWG1800HP(HPモデル)イーサネットコンバータセット
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