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Windows 8.1のプレビュー版がマイクロソフトの開発者向け会議BUILDに合わせて公開された。事前の情報にあったように、デスクトップ画面にスタートボタンが復活するなど、細かな改良が行われWindows 8から使い勝手が向上したようだ。

スタートボタンの復活を喜ぶ人もいると思うが、現在公開されているスタートボタンの機能はWindows 7までの機能に近い物が復活したワケではない。一方で、従来のスタートボタン機能をプリインストールソフトで搭載する大手メーカーも現れている。

Windows 8.1で復活するスタートボタンは、デスクトップ画面のタスクバー左端にWindowsのマークが表示される。これをクリックすると、Windows 8と同等のスタート画面に行くことができる。多くのユーザーはWindows 7までと同等のスタートメニューの復活を期待していたと思うが、Windows 8のプレビュー版のスタートボタン機能はWindows 8用のスタート画面が表示されるだけだ。

Windows 8ではデスクトップ画面の左下隅にカーソルを運ぶことで表示されていたスタートのボタンデザインが変更され、常時表示されてただけとも言える改良だ。従来と同等のメニューを表示するにはClassic ShellやStart8などのソフトを使うという選択肢もある。しかし、ソフトのダウンロードとインストールは一般ユーザーには敷居が高い。

■使い勝手ではメーカー独自のスタートメニューのほうがいいことも・・・
日本HPは以前からHP独自のスタートメニュースソフト「HP クイックスタート」を公開していたが、2013年夏モデルからはこのソフトをプリインストールしている。このソフトをタスクバーの左端に配置すれば従来のWindowsのメニューのように使用することができる。

自分で様々なソフトをインストールしてカスタマイズしたい場合、前述のソフトなどを使うのもいいしが、それが難しい方にはこのような日本HPの取り組みは便利だ。

このようにWindows 8.1では機能が異なるが、スタートボタンが標準で搭載される。スタートメニューを復活させるソフトは公式での対応後どうなるかは微妙だが、ユーザーが期待していたのとは違う機能なので、当面は2種類を使い分ける人たちが出てくるかもしれない。

現状のWindows 8で使いづらいと考えている方、この話を聞いて、さらに愕然とした人は、スタートボタン的な機能がプリインストールされる日本HPの製品から考えるっていうのもアリかもしれない。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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