スマホやタブレットの普及によって電子書籍が読める環境が一気に広がった。おかげで楽天kobo、Google Play、Amazon Kindle、Apple iBookstoreといった大手の電子書籍配信サービスが大盛況だ。さらに個人が書籍を出すという個人出版も、大金がかかる自費出版ではなく、コストをかけずに済む電子出版による自著作品の有償配布が可能になった。



ハードルが一気に低くなってきたとはいえ、まだまだそのノウハウは、これから増やしていくことになる。そこでITライフハックでは、電子書籍に早くから注目していたおかげで電子書籍のプロフェッショナルと言える林 拓也氏を招き、電子出版のノウハウを紹介する連載を開始した。隔週での連載も6回目を迎えることができたので、今回初めてのまとめ記事として紹介しよう。

個人でも可能な電子出版 新連載・誰でもできる電子出版 第一回
フリーランスで技術書の執筆、トレーニングインストラクター、デジタルコンテンツの受注制作などをしている林 拓也です。今回から電子書籍関連の記事を隔週(予定)で紹介していくことになりました。初回となる今回は、ご挨拶がてら現在、電子書籍を取り巻く環境と今後の本連載の方向性について、ざっくりとお話ししたいと思います。


個人でも可能な電子出版 新連載・誰でもできる電子出版 第二回
livedoor Blogにはブログ記事をEPUB形式で出力するサービスがあるのですが、有料プラン限定の機能となっています。livedoor Blogでは現在無料キャンペーンを行なっていて、5/30(木)までに申しこめば有料プランでも初月無料で利用できます。1か月以内に解約した場合には料金はかかりません。まずは無料お試しといういうことで1か月試してみるのはどうでしょう。


個人でも可能な電子出版 新連載・誰でもできる電子出版 第三回
まず電子書籍に関わることで、新しいお知らせがあります。つい先日開催されたWWDC 2013では、2013年秋にリリース予定のMac OS X Mavericks(OS X Mountain Lionの後継版)に、Mac用のiBooks(電子書籍リーダーアプリ)が搭載されることが発表されました。


個人でも可能な電子出版 新連載・誰でもできる電子出版 第四回
前回、前々回でiBookstoreで販売するためのiTunes Connectアカウントの取得と設定について手順を紹介しました。前々回公開後早々にEINを申請した方は、そろそろ郵送されて来る頃でしょう。EINが取得できればiTunes Connectアカウントの準備もできるので、次は販売するための電子書籍コンテンツを用意することになります。既に述べてきた通り、現在iBookstoreに日本語コンテンツを入稿できるのはEPUB形式だけです。


個人でも可能な電子出版 新連載・誰でもできる電子出版 第五回
前回はEPUB変換サービス「でんでんコンバーター」を使って、テキストファイルをEPUBファイルに変換してみました。ただし、テキストファイルに何の設定も行なっていないので、自動生成される目次は不十分なものでした。本文の表示も一定で、見出し部分が分かりにくいものでした。今回は「でんでんコンバーター」で変換するテキストファイルに、ページ分割などの指定を入れてみます。この指定は、「でんでんコンバーター」が理解できる「でんでんマークダウン」という記法で行います。


個人でも可能な電子出版 連載・誰でもできる電子出版 第六回
前回はEPUB変換サービス「でんでんコンバーター」を使用したEPUBファイル制作について、前々回の続きを行いました。前回はテキストファイルに「でんでんマークダウン」を用いて、見出し、リスト(通常、順序)、ファイル分割などを行いました。特に見出しは、目次の項目となるので非常に重要です。


■著者プロフィール
林 拓也(はやし たくや)
テクニカルライター/トレーニングインストラクター/オーサリングエンジニア
Twitter:@HapHands
Facebook:https://www.facebook.com/takuya.hayashi


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