梅原大吾(うめはら だいご)と聞いて「格ゲー(格闘ゲーム)のプロ」という答えが出てくる人は、相当の格ゲー好きだと言っていいだろう。そもそも日本においてゲームでメシが食えるなんていうのはゲーム会社に勤務している人々か、面白いゲームを立案できるゲームプロデューサーくらいだと考えている人が大半だろう。

このように残念なことに日本ではプロのゲーマーへの認知度がまだまだ低い。これに対しゲームをプレイすることを生業としている「プロゲーマー」は、海外では非常に良く知られている存在だ。彼らのスポンサーになるゲームの周辺機器メーカーやPCのパーツメーカーなどが多く存在しており、多くのプロゲーマーたちがメーカーとスポンサー契約を交わすことで生活している。

もちろん大会に出場してプロゲーマー同士が対戦して百~数百万という賞金を得ることもザラにある。現在、ゲーム大会出場による賞金獲得やスポンサーメーカーによるサポートで生計を立てているプロゲーマーの梅原大吾氏は、何度も大きなゲーム大会で優勝しており、海外では抜群の認知度を誇っている。

彼は日本で初めてプロゲーマーになった人で大会出場数98、うち国内44大会、世界54大会に出場。これまでに獲得した世界タイトルは15タイトル。世界有数のゲーム機器メーカー「マッドキャッツ」が、彼をゲーム界のトップアスリートとしてバックアップしている。

■世界一のプロゲーマーから別世界へ
そんな梅原氏だがゲーム一筋で生きてきたというわけではない。一度はゲームの世界から離れ、雀荘で働き麻雀という「勝負師の世界」へと転身、そこである程度の実力を付けたものの3年ほどで将来性を考え勝負師の世界から足を洗う。

そして今度は、まったくゲームや麻雀とは無縁の介護の世界へと足を踏み入れたそうだ。人生の終焉をダイレクトに経験できる介護のリアルな世界を目の当たりにし、そして人生の大先輩たちから学んだことで、プロゲーマーの世界へと復帰できたのだという。

■DODA エンジニアITとの関連性は?
この梅原大吾氏がいままで歩んできた人生の話が紹介されているコンテンツは、転職応援サービスの「DODA」(デューダ)のWebサイト「DODA エンジニアIT」の新コンテンツ「三年予測」として登場したものだ。そこで、プロゲーマーとIT系のエンジニアと何の関係があるのか? といった疑問を感じる人もいるだろう。

たとえばプロゲーマーとIT系エンジニアとしての寿命が短かったり、常に最新の技術を入手していないといけなかったりといったように、いくつかの共通点があるのだという。このコンテンツ、何より読み物として大変おもしろい記事になっている。

■何度挫折しようとも前に進もうと思うことが重要
このインタビュー記事を読むと梅原氏のようにプロゲーマーから雀荘の店員そして介護関係、再びプロゲーマーと転々としてきたことが一切無駄じゃなかったことがわかる。何度挫折をしてもあきらめずに前向きに生きることが大事だと教えてくれるのだ。

また、転職を考えているひとだけでなく、人生の生き方、進み方に迷ったなら、このインタビュー記事を読んでみることをおススメしたい。

DODA エンジニアIT新コンテンツ「三年予測」
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