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日本ではまだ発表されていないがNexus 7の新モデルがアメリカで正式発表され、数週間以内で日本での正式発表が待たれるが、1万円から2万円前後の低価格タブレットの競争が激化している。各社から7インチの液晶を搭載したAndroidタブレットが多数登場している。
昨年から盛り上がってきているこの市場に、低価格からハイエンドまでPCを展開している日本HPが参入した。7インチのAndroidタブレット「HP Slate7」を13,860円からという手ごろな価格で日本市場に投入することを発表した。
■ストレージ16GBモデルでも2万円程度
HP Slate7の13,860円のモデルは、直販モデルでストレージ容量は8GBだ。いっぽう店頭販売されるモデルは容量が16GBで2万円程度。直販モデルは8月6日受注開始で、8月下旬出荷予定。店頭販売モデルは8月下旬発売予定となっている。
HP Slate7の液晶サイズは7インチ、解像度は1024×600ドットとなる。8GBの直販モデルと同等価格品を比較すると、AmazonのKindle Fireがある。Kindle Fireは12,800円でHP Slate7と同じ7インチで1024×600ドット。Kindleシリーズは各種コンテンツやアプリをAmazon経由で購入する必要がある。Google Playが利用できない特定用途向けの製品だ。
一方で、HP Slate7はGoogle Playに対応する汎用Androidタブレットで、KindleアプリでAmazonの電子書籍なども利用できるし、一般のAndroidアプリも利用できる。価格差は1,000円程度だが、HP Slate7は32GBまでのmicroSDHCカードに対応するなど、ハードウェアの機能は高い。
■7インチクラスのAndroidタブレットの選択ポイント
このクラスのAndroidタブレットを選択するポイントとしては、液晶のサイズと解像度、Google Playに対応しているかどうか、カメラの有無、microSDカードの対応状況などが基本的な基準となる。HP Slate7はこの点で目立った欠点は特になく、この価格帯の製品としては無難な性能となっている。
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さらにポイントを挙げるとすれば、デザインやオーディオ性能などの付加機能だ。HPではパソコンでBeats Audioと協業しているが、これをタブレットでも採用した。本体のスピーカーは一般的な物だが、ヘッドホンを利用すればSlate7もBeatsのサウンドを楽しめる。
解像度的に、もう少し大きめのほうがいいのではとも思うが何より価格の安さは特筆すべきものがある。HPのグローバルでの調達力のおかげで低価格に設定できたわけだが、画面の解像度にさえ納得できれば、お得なタブレットの選択候補に入れるのは悪くなさそうだ。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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