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先日「高機能からシンプル機能モデルまで種類豊富なHDDレコーダー~東芝編~」で紹介したようにテレビ番組の全録機は、東芝が世代を重ねるなど先行しているが、これに食い込むべくパナソニックが2013年にこの市場に満を持して参入してきた。
その第一弾として2013年2月に「DIGA DMR-BXT3000」が発売された。全録可能なのは最大6チャンネルで、東芝のDBR-M490と同じように全番組を録画できるが、細かな部分で使い勝手などが異なっている。東芝の製品に対して、どちらかというと全録のエントリーモデルといった位置づけになっている製品だと言える。
■パナソニックの全録機能をチェック
パナソニックのBXT3000は全録機能の「チャンネル録画」と「番組録画」に分かれている。「チャンネル録画」は地上波6チャンネル、BSやCSの3チャンネルの中から自分で選んだ6チャンネルをまるごと録画する機能だ。
HDDの容量は全体で2TBで、そのうち、1750GBをチャンネル録画用に利用する。この中で1チャンネルが利用する容量は290GBで、画質を落とすことで最大16日間録画できる。録画するチャンネル数を減らしても他のチャンネルの録画時間が延びるようなことはない。
このチャンネル録画以外に、番組録画が可能で、こちらは1チャンネル分が用意され通常のDIGAと同様に録画できる。視聴機能では、通常のラテ欄形式の番組表から視聴することも出来るし、インターネットに接続することで、話題の番組などがおすすめ表示されるような機能もある。
パナソニックとして全録機の初号機と言うこともあるのか、この機種は従来のDIGAシリーズにチャンネル録画機能を追加しただけのようなシンプルな製品となっている。インターネット関連の機能や家庭内LANで録画した番組を視聴できる「お部屋ジャンプリンク」などにも対応するなど、他のDIGAと基本的な機能は同じだ。これにチャンネル録画機能が追加されたと考えるとわかりやすい。
■全録機の中でも比較的購入しやすい価格
先行する東芝品と比較した場合、HDD容量が2TB、全録以外で録画できるチャンネル数が少ないなど、劣っている部分もある。しかし、実売価格が7万円程度(2013年8月現在)と、東芝品の14万円程度よりかなり安いし、他のハイエンドHDDレコーダーに近い実売価格と言うことで値頃感がある。
全録といっても、BSなども含めると本当に全てのチャンネルを録画できるわけでもないし、細かな機能にはどうしても不満が出てくるが、初めて購入する全録機としては機能も十分なお買い得機種であると言えるだろう。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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パナソニック
2013-01-29