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iPhone 5sはカラフルなiPhone 5cに比べると、色以外の見た目は以前のモデルと同じだし、何が良くなったのかわかりにくい。すでに、iPhone 5を使用している方にとって、買い換える必要性がなさそうにも見える。
しかし、実際に使用してみると指紋認証のTouch ID、対応周波数帯の拡大による機能向上効果はかなり高い。
iPhone 5以前の機種なら、iPhone 5sと5cのどちらにも買い換える価値は十分にある。iPhone 5からiPhone 5sへの変更でも利便性はかなり向上する。
■iPhone 4から4s、そしてiPhone 5からiPhone 5s
iPhone 4からiPhone 4Sの時は、ハードウェアの基本性能が上がるなどしていたが、音声認識で質問に受け答えるSiri機能以外にわかりやすい進化はなかった。iPhone 4からiPhone 4Sでは、Siri機能に興味がなければ、一般的には買い換える必要性が低かったが、iPhone 5からiPhone 5sは機能向上による利便性向上が十分体感できるため、買い換える意味が十分にある。
iPhone 5sに搭載されているA7というプロセッサは64bitになり、性能も以前の2倍になるなど、大幅に性能向上している。実際に各種動作が速くなっているようだが、現時点でその恩恵はほとんど受けられない。今後、対応アプリなどが登場すれば、このパワーの恩恵を受けられるかもしれないが、現時点で一般ユーザーとしてはこの性能向上にあまり意味がない。
一方で、指紋認証機能のTouch IDと、周波数帯の拡大は利用キャリアにもよるが、iPhone 5に比べてかなり進化していることが感じられる。
iPhone 5sに搭載されている指紋認証機能のTouch IDは、今までパスワードを使用していなかった方にとっても便利な機能だ。従来はパスワードを使用していなくても、ホームボタンなどを押して、スリープを解除し、スライドさせてロック解除という操作が必要だった。パスワードを設定している場合、これに加えてパスワードを入力する必要があった。
しかし、Touch IDの設定がしてあれば、この操作はホームボタンをただ押すだけになる。スリープ状態からホームボタンをただ押すだけで、ホーム画面に行くことができる。従来のパソコンに内蔵されていた指紋認証機能と比べても、認識の成功率がかなり高く、使い勝手が非常に良い。
iPhone 5sとiPhone 5cでは、電波関連の改善効果も特にLTEで効果がよくわかるようになっている。利用しているキャリアにもよるが、例えば筆者が利用しているau版のiPhone 5sでは、au版のiPhone 5では3Gになっていた場所でもLTEが入るようになっている。
LTEに対応する前のiPhone 4やiPhone 4s等を使用している方はもちろん、iPhone 5を使用している方にとっても電波状況が改善するため、より快適に利用できることになる。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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