Amazonがカラー液晶を採用した同社のタブレット最新モデル「Kindle Fire HDX」を北米で発表した。7型の「Kindle Fire HDX」と8.9型の「Kindle Fire HDX 8.9」の2モデルだ。どちらもクアッドコアのSnapdragon 800を採用し、基本性能が向上、液晶の解像度も高くなるなど、性能が大幅に向上した製品となる。

発売は10月から順次開始されるが、日本では本稿執筆時点では、まだ発表されていないものの近日中に発表されることになるだろう。


■「Mayday」ボタンでリモートサービスが受けられる
新しいKindle Fire HDXシリーズは、プロセッサーの能力向上、液晶の解像度や色の再現性の強化などハードウェアの性能強化に加えて、「Mayday」ボタンという機能が加わっている。

このMaydayボタンというのは、24時間365日のテクニカルサポートが無料で受けられる機能。Kindleの操作などがわからない場合に、ビデオチャットのような形でサポートを受けられる。たとえば画面に矢印などを書いてもらいながら、操作する場所の説明を受けることもできる。

ただ、これはアメリカでのサービスで、日本などアメリカ以外で販売される製品でも同じようなサービスが展開できれば、他社のタブレットとの差別化点になるだろう。

新モデルの価格は7型のKindle Fire HDXは229ドルからで2万3千円ほどから。8.9型のKindle Fire HDX 8.9は379ドルからで3万8千円ほどから。昨年発表された製品から若干価格が上がっており、その代わり従来機種と機能が近いKindle Fire HDが新しくなり139ドルの1万4千円ほどで発売される。

■旧機種を買うならいまのうちだが・・・
Kindle Paperwhiteの新モデルの価格が上がったように、Kindle Fire HDXシリーズも日本では価格が上がる可能性が高い。日本で現在発売されている旧モデルは、発売当時の為替の影響と、戦略的な価格設定になっているため非常に安い。これに対し新モデルでは現行機種よりも価格が上がる可能性が高い。

新製品が発表されると、旧モデルの販売はすぐに終了してしまうので、価格重視の方は今のうちに入手しておいた方がいい。しかし、新製品の性能も魅力的なので新製品を待ってみるのもいいかもしれない。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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