4Kテレビを大きくアピール


CEATEC 2013は、10月1日より始まり、10月5日まで開催している。日本の主要なエレクトロニクスメーカーなどが出展し、最新のエレクトロニクス機器やデバイスなどを展示しているが、残念ながら規模自体は年々縮小傾向にある。
以前なら大手家電メーカーは主要製品はほとんど全て展示し、白物家電なども含めてアピールしていた大手企業のブースも規模を縮小し、目玉の技術や製品だけに絞るなど展示内容自体にも変化が出ている。

■4Kテレビを売り込みの中心に置く大手メーカー
国内の大手エレクトロニクスメーカーがCEATEC 2013の目玉としているのは4Kテレビだ。まだ価格も高いが、液晶の4K製品に加えて、ソニーやパナソニックが有機ELの4K製品を展示するなどしている。単に4K製品を展示するだけではなく、4K動画の編集やプロ向けのマスターモニターとしての展開例などを東芝が展示している。4Kテレビの本格普及に向けて、制作側へのアピールも進めている段階だ。

海外のエレクトロニクス系展示会では、テレビに加えて、タブレットやスマートフォンが注目されるが、ソニーが最新の「Xperia Z1」を展示しているのが目立つ程度。ドコモの出展もあるが、最終製品としてのスマートフォンの出展はかなり限られている。タブレットは東芝、シャープなども出展しているが、4Kテレビなどに比べると展示自体は少ない。

虎も出演するインテルブース


パソコンを単独で出展しているのは東芝などに限られ、以前なら各社のブースで大きく展示されていたが、今年は見所がかなり少ない。一方で、インテルが出展しているため、2-in-1デバイスとしてノートパソコンやタブレットなどは日本メーカーに限らず各社の製品を見ることができる。

1秒間隔の通信でもボタン電池1個で1年間通信できる村田製作所のBluetooth Smart対応モジュール


CEATECの特徴として、アルプスやミツミなど、各種エレクトロニクス機器に利用される周辺デバイスを提供している日本メーカーの出展がある。今年も主要メーカーが出展しており、最新のコネクターなどの出展が見られる。

デバイスメーカーの今年の傾向として、Bluetooth Smartなど低消費電力の無線通信規格に対応した製品を各社が展示している。Bluetooth Smart対応製品はまだ多くはないが、これらのデバイスを使った製品が続々と登場してくれば、また楽しくなりそうだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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