ネットを介して手軽にビジネスの受発注ができるクラウドソーシングは、すっかり定着した感がある。このクラウドソーシングの大手である株式会社クラウドワークスが新たなサービスを行うことを明らかにした。

同社は、株式会社オートクチュールのイラスト事業部と提携し同社に登録しているデザイナー及びイラストレーターのスキルアップに向けた、新たな取り組みを開始するという。

果たしてそれは、どういったサービスなのか?

これから詳細を説明したいと思うが、その前にクラウドワークスとオートクチュールのイラスト事業部について、簡単に紹介しておこう。

■クラウドワークス、オートクチュールのイラスト事業部
クラウドワークスは、「21世紀の新しいワークスタイルを提供する」をミッションに、エンジニア・デザイナーのクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を運営している会社である。同社のクラウドソーシングサービスのクローズドβ版サービスを2012年3月21日に開始し、すでに1年以上が経過している。サービス開始後約1年半で、登録された仕事の予算総額は40億円を突破しており、上場企業を始めとして14000社以上に利用されている。クラウドソーシングでは大手と言えるサービスだ。


一方のオートクチュールのイラスト事業部は、社内の制作チームと、全国から登録されたプロのイラスト作家を抱えるイラストスタジオを実施しており、今までに27000を超えるキャラクターデザインを行ってきた。


■デザインのプロから無償でアドバイス
以上、クラウドワークスとオートクチュールのイラスト事業部が理解できたところで本題に移ろう。クラウドワークスは、2013年7月に業界初の取り組みとなる「フリーランス ライフサポート」をスタート。「クラウドワークスアカデミー」を開設するなど、これまで同サービスに登録するフリーランスたちのスキルアップに向けた取り組みを行ってきた。

そして今回、オートクチュールと提携し「クラウドワークスアカデミー」の一環として、オートクチュールのバリバリの現役キャラクターデザイナーから、無償でアドバイスを受けられることができるサービスを開始する。


キャラクターデザインのコンペはクラウドワークスでも増加傾向にあり、同サービスに登録しているイラストレーターは今回のサービスを利用することで、よりクライアントに採用されやすくなるデザインの作り方を身につけることが可能だ。

新米イラストレーターにとっては、かなり魅力的なサービスといえるだろう。

株式会社クラウドワークス