同じファーストリテイリンググループながらあらゆる人にカジュアルを提供するユニクロとはちょっと異なり、おしゃれに敏感な人たちに価格を気にせずファッションを“自由”に楽しめる衣料品を提供するブランドが「GU(ジーユー)」だ。そのGUが本日(21013年10月25日)、「ジーユー ビックロ新宿東口店」をオープンした。

同店の最大の特徴は、ファッションクリエイティブ・ディレクターの軍地彩弓(ぐんちさゆみ)氏とライフスタイル・プロデューサーの村上 萌氏とのコラボレーションによって生まれた、スタイリングを自由に楽しめる空間“ワンダークローゼット”があること。

オープン前日となる24日に報道関係者向けの内覧会と“ワンダークローゼット”体験会が開催されたので、その模様をお届けしよう。

■ファッションをもっと自由に楽しんでいただきたい - ジーユー 柚木社長
イベントは、株式会社ジーユー 代表取締役社長 柚木 治 氏の挨拶から始まった。

柚木社長はまず「ジーユーは、この10月で7周年を迎えることができました。ようやく小学1年生になった気分です。ここまで来られたのも、皆さんからの支援、およびユーザーの愛顧によるもので、感謝したいと思います。」と、感謝を述べた。
株式会社ジーユー代表取締役社長 柚木 治氏

ジーユーは、先月末2013年9月30日に初の海外店舗となる「ジーユー ユニクロ上海店」をオープン。オープンから連日多くの人が訪れ、ジーユーに対する大きな期待を感じることができたと柚木社長。

本日オープンした「ジーユー ビックロ新宿東口店」は、最新・最高のジーユーを掲げる「ジーユー ユニクロ上海店」をさらに超える最高の店を目指したいとのことだ。その最高の体験ができる場所となるのが“ワンダークローゼット”というわけだ。

『「おしゃリスタ」と呼ぶファッショニスタから、ユーザーにスタイリングやコーディネートの提案をさせてもらい、次から次へと好きなだけ着替えて、新しい自分にどんどん出会ってもらう。いつものパターンの好きな洋服もあれば、ふだんは着ない洋服にもチャレンジして、ファッションの楽しみを存分に味わってもらいたいということでワンダークローゼットを作りました。』と、ワンダークローゼット誕生のきっかけを語った。
誰もが気兼ねせずにファッションや自分撮りを楽しめる空間“ワンダークローゼット”

“ワンダークローゼット”にはオススメファッションを一覧できるクローゼット、テーマ性を持たせたゆったりフィッティングルーム、斬新なデザインで話題のグラフィックデザイナー千原 徹也 氏によるイラストを背景にした本格フォトブース等が備わっており、誰もが気兼ねなくファッションや自分撮りを楽しめる空間になっている。
“ワンダークローゼット”の中に、3つのフィッティングルームがある。

『この「ジーユー ビックロ新宿東口店」“ワンダークローゼット”を起点に、ファッションをもっともっと自由に楽しんでもらうという実体験を通じて、そういったものを日本中に、そして世界中にも広めていきたいと思っている次第です。』(柚木社長)。


■5つのワンダーをクローゼットの中に持ち込みたかった
引き続き、ファッションクリエイティブ・ディレクター 軍地彩弓氏と、ライフスタイル・プロデューサー 村上 萌氏によるトークショーが行われた。

司会者からジーユーのブランドについて聞かれた軍地氏は、
「本当に安い。安いんだけど、ちゃんとトレンドと向き合っているファストファッションのイメージが強いです。」と返答。
ファッションクリエイティブ・ディレクター 軍地彩弓(ぐんちさゆみ)氏

同じ質問に対して村上氏は、
『「とにかく種類がたくさんあるな。」というのが私の印象で、種類が多いとマネキンの着ているものがすぐになくなっちゃたりすると思うんですけど、それもしっかり揃えている。種類が多くて、キッチリちゃんとあるというのがジーユーさんのイメージでした。』と、素直な気持ちを述べていた。
ライフスタイル・プロデューサー 村上 萌 氏

“ワンダークローゼット”を作るにあたり現場に来て、「着て」「感じて」「買って」「撮影して」「共有する」という5つのワンダーをクローゼットの中に持ち込みたかったという。

“ワンダークローゼット”の中には、パリ、ニューヨーク、ロンドンと、3つのフィッティングルームが用意されている。

お洒落な雰囲気のフィッティングルーム「パリ」

アメリカンなテイストが感じられるフィッティングルーム「ニューヨーク」

どことなく気品を感じられるフィッティングルーム「ロンドン」

『香りやディテールを変えることで、女の子がフィッティングルームの中で“なり切れる“その瞬間を感じて欲しいなということ。ただ試着して値段だけ見て買うのではなくて、感じて「あ、こんな私、いたんだ!」って感じてもらえたらと思います。』と、村上氏は“ワンダークローゼット”への思いを語っていた。

フィッティングルームには、よりスタイリッシュに自分を映し出すための「WONDER MIRROR」や「WONDER LIGHT」が用意されており、顔は小さく、足は長く見えるというから驚きだ。

グラフィックデザイナー千原徹也さんによるイラストを背景にした本格フォトブースは、東京をイメージしたもので、ジーユーの服を着て、それをLINEなどで共有するために用意されている。
グラフィックデザイナー千原徹也さんによるイラストを背景にした本格フォトブース

先述したようにジーユーは、単に安いだけでなく、おしゃれに敏感な人たちに対してファッション性にも優れた商品を数多く取り揃えている。いつも同じような服を着ている人は、「おしゃリスタ」と呼ぶファッショニスタに相談することで、ふだんとは違った自分に変身できる点も大きな魅力だ。

なお、オープンイベントとして、10月27日(日)まで、プロのカメラマンとメイクによる無料ヘア&メイク&写真撮影をサービスする。

おしゃれに敏感な人、ファッションに興味がある人はもちろんのこと、ふだんとは違った自分に変身したい人は、この機会に同店を訪れてみるとよいだろう。

GU(ジーユー)