自作PCが安いと言われたのは昔の話、いまではショップブランドのホワイトボックスPCのほうが圧倒的なコストパフォーマンスを誇る。メーカー製PCの値段もそれほど違わなくなってきた。そんな状況でPCを自作する場合は、人と同じモノでは嫌だったり自分だけのオリジナル構成にしたいといった特別な理由があったりする。

しかし、例えばメーカー製のスリムなデスクトップPCを購入し、特に不満もなく使っていた人が、何かをきっかけに結構なスペックを必要とするゲームをしたいと考えるようになった場合、CPUのスペックは満たしているが、グラフィックスが強化できない、ハードディスクの空き容量は十分余裕があるけどメモリー容量が足りないといった中途半端に要件を満たしているような場合、わざわざ新規でPCを購入する必要があるだろうか? と考えると、これまた微妙だったりする。


■既存PCのパーツを流用して安く自作する
そこで出てくるのが現在使っているPCのパーツを流用してPCを自作してしまう方法だ。購入するのはPCケース、マザーボード、グラフィックスカード程度で済んでしまったりする。5万円も出せば、CPU内蔵グラフィックスでは遊べなかったゲームがグリグリ動くPCが自作できてしまう。しかし、将来性を見込めば拡張性の高いPCケースを選択しておきたい。

ということで自作向けのPCケース2製品を紹介しよう。北欧はスウェーデンのメーカーFractal DesignのPCケース「ARC」シリーズとなる「ARC Mini R2」と「ARC XL」だ。この2製品は、ケース上部と前面のメッシュ構造をはじめ、ファンコントローラや、長寿命の流体軸受けファン「Silent Series R2」を3基装備するなど、優れた冷却性能が特徴だ。

また、HDDゲージの位置調整・取り外しにも対応しており、ケース内部のエアフローや拡張ボードの搭載スペースを広げるなど、用途に合わせてカスタマイズができる実用性の高さも兼ね備える。「ARC Mini R2」がmicroATXやMini-ITXマザーボードに対応するミドルタワー型、「ARC XL」がATXをはじめ、E-ATX、XL-ATXマザーボードにも対応するフルタワー型となる。発売は11月8日より。

「ARC Mini R2」はHDDを最大6基搭載できる。


「ARC XL」はHDDを最大8基搭載できる。


■製品情報
メーカー:Fractal Design
製品名:Fractal Design ARC MINI R2 Window Black
型番:FD-CA-ARC-MINI-R2-BL-W
発売時期:11月8日
予想市場価格:9,980円前後

製品名:Fractal Design ARC XL Window Black
型番:FD-CA-ARC-XL-BL-W
発売時期:11月8日
予想市場価格:14,480円前後


アスク
Fractal Design ARC MINI R2 Window Black
Fractal Design ARC XL Window Black

ITライフハック
ITライフハック Twitter
ITライフハック Facebook

アスクの記事をもっと見る
BMWデザインのTt eSPORTSブランドヘッドセット「LEVEL 10 M Headset」シリーズ
AMDのRadeon Rシリーズを搭載するSapphire製グラフィックスボード7製品
頭部への圧迫感を抑え、長時間のゲームプレイにも最適なヘッドセット登場
「Twin Frozr 4S」採用でGeForce GTX 660搭載のMSI「N660GTX Twin Frozr 4S OC」登場