軽自動車「日産DAYZ」を試乗!一般女性7人のDAYZとの生活密着ムービーを公開』でも紹介したようにメディアプロジェクト「にっちゃん」にて、鈴木おさむ編集長が考案し、日産として本気で仕掛けるガチンコ検証企画「30DAYS with DAYZ」のムービーブログ第2弾が11月6日(水)より公開された。日産自動車Facebookページ及び日産ソーシャルサイトより視聴できるので、すでに視聴したという人もいるだろう。

この企画は「にっちゃん」情報局が、日産の技術の粋を集めて作った軽自動車「日産DAYZ」の価値を本気で伝えるために、一般の女性7名に「日産DAYZ」を30日間無料でレンタルして毎日乗りこなしてもらうというもので、「日産DAYZ」と暮らす生活に密着し、その実際の様子をムービーで紹介するという企画だ。

そして30日後、7名の女性には購入決断イベントに参加してもらい、実際に購入するか否かの最終決断をしてもらう、まさに“ガチンコ検証”企画となっている。この“ガチンコ検証”企画の仕掛け人である日産自動車株式会社 柳 信秀氏に話しを聞く機会を得たので紹介しよう。

購入決断イベントには鈴木おさむさんと芹那さんの豪華ゲストも登場


■ユーザーの生の声がいちばん心に刺さる
1か月の試乗後に本当に購入するか否かを決めてもらうという企画は、日産にとって大きなリスクを伴う。誰も購入しないという結果になれば、それこそ企画自体が自動車メーカーとしてよくない印象を与えるからだ。そこで最初に、この企画を実施する至ったキッカケを聞いた。

『新しい車は、まだ何もわからないわけですから、実際に商品(車)を実体験したユーザーが生の声で製品を評価してもらえば、それが別のユーザーさんの心に一番刺さるのではないかというのがベースになりました。30日間というのは、鈴木おさむさんが言い出したんです。実際、試乗会などでの試乗時間は、販売店で10分程度です。「30日間貸したら、その車の良いところ、悪いところをわかってくれますよ。」と言われたのが企画の始まりですね。」と柳氏。

日産自動車株式会社 柳 信秀 氏


DAYZは、日産が本気で作った軽自動車の第一弾だ。同氏によると、通常の広告活動も大事だが、クルマにそんなに興味のない方々に「日産、頑張ってるよ」「こんな車があるよ」と知ってもらうための活動が「にっちゃん」だという。昨年実施された第一弾の検証は、「クルマがあればモテるのか?」という企画だったが、モテないくんは、やっぱりモテなかった。そんな経緯もあり目玉機種であるDAYZで、今回の企画をやることになったそうだ。

日産が本気で出した軽自動車の第一弾「日産DAYZ」


試乗するのがクルマ好きの男性ではなく、女性ということで不安はなかったのだろうか。その点についてうかがってみると「不安は確かにありました。でも男性だけでなく女性の人にもたくさん購入してもらいたいということがあり、この不安な表情もそのまま隠さないで生で伝えれば、いままであまり興味を持たなかった人たちも振り向いてくれるのではないかと思って、正直な企画となりました。」という答えが返ってきた。かなり思い切ったのだということがわかる。

DAYZに試乗した女性と、その代理人(ご家族)


乗用車で国内シェア上位にいるのに日産があえて軽自動車に挑戦した理由については、「日本のマーケットで、軽自動車は30~40%を占めるくらいのボリュームがあり、もうメインの市場になっているためです。日産自動車は、もともと登録車メーカーですが軽(自動車)を作っていることは、ユーザーさんにそれほど知られていなかった。競合他社のたくさんある中で、売らなければいけない目玉車種のDAYZで、今年は軽(自動車)をやらないと日本をリードできない、ということで、軽(自動車)を本気でやりました。」とのこと。

専用コンテンツにたくさんの動画を掲載しているが、どのようなメッセージを込めているのだろうか聞いてみた。『本当に真剣勝負ということで、ユーザーさんが思っていることを隠さないで、それを見ている人に伝えたいという気持ちが、もともとの企画の趣旨でした。メーカーのフィルターを通さずに「この人、本当のことを言っているな」という表情がきちんと伝わってほしいという思いを込めています。』(柳氏)。

日産自動車が自ら開発したクルマで、今回のような企画をやることは自動車メーカーとして大変なリスクをともなう。そこにあえて挑戦し、見事好感触を得た(後述)のはすごいことだ。最後に、DAYZに興味を持っている人に向けてメッセージをもらった。

「ぜひ、今回の30DAYZのサイトとか、今回の7名の方々の声を集めたカタログをご覧いただいて、少しでも興味を持たれたら、お近くの日産のショールームに足を運んでいただけばと思っております。」とのことである。

■女性2名がDAYZの購入契約書にサイン
2013年11月13日、銀座の日産ギャラリーにおいて、ガチンコ検証企画の最終結果が発表された。イベントには日産ソーシャルメディアプロジェクト「にっちゃん」の編集長である鈴木おさむさんと、スペシャルゲストの芹那さんが駆け付けた。

「にっちゃん」の編集長である鈴木おさむさんとスペシャルゲストの芹那さん


会場では7名の女性が日産DAYZに試乗した動画がハイライト映像として流れた。その後、代理の1名を含めた6名がステージに登場した。残りの1名は芹那さんが代理だ。30日間DAYZを試乗した結果、購入したいなら「日産DAYZ購入証明書」に自筆のサインをするというものだ。

鈴木おさむさんは「軽自動車と言えども大きな金額が動くので、正直ひとりでも買ってくれたら、テンションがあがると思います。」と発言。芹那さんは「本当に大きなお買いものだと思うので、本当に本当にひとりいたら、すごいんじゃないかと思いますね。」とコメント。

クルマ無し家庭の主婦&新人ママ あきみさんは、娘さんが生まれたことで、電車での移動が難しく、DAYZの購入を決めた。DAYZに乗るたびに、娘さんは寝てしまうそうだ。それくらい乗り心地が良いということだろう。

DAYZの購入を決めた、クルマ無し家庭の主婦&新人ママ あきみさん


5人家族の4人が1台のクルマを運転するという ゆかさんは、2台目としての購入を検討していた。家族としても欲しいという意見もあったが、30日という短い時間であり、今日の時点では決断ができないということだった。

家庭のクルマは4台という美ママ代表専業主婦 ひとみさんは、家族みんなで乗ったり、友達同士で乗ったりするには難しいという点で、サインをしなかったものの、日産の他車種を検討しているという。

プロボディーボーダーで21歳大学3年生 なおさんは、大学の学費を自分でも払っており、自分のお金だけでDAYZを購入するのは難しいとのこと。機能や乗り心地は気に入ったので大学卒業後、自分のお金に余裕ができたら、DAYZも含めてクルマの購入を検討したいという。

プロボディーボーダーで21歳大学3年生 なおさん


26歳体育教師アルティメット日本代表 あきなさんは、乗り心地もよく気に入ったが、アルティメットというスポーツは荷物が多く、人と荷物と一緒に乗せるには難しく、今回はサインができなかったそうだ。

愛車はお味の軽トラ 26歳消防士 めぐみさんは、お母さんが代理で発表した。外見的には気に入っていたが、長時間のドライブは少し疲れるのではないかと、家族会議で意見が出て、購入には至らなかったという。

仕事が忙しく、休日は楽しく過ごしたいママ すみよさんは、芹那さんからの発表となった。購入の決め手は、第一印象でDAYZの顔がイケメンで気に入ったこと。そして一番の決め手は、走りの良さだったそうだ。

結果として、会場ではあきみさん1名、芹那さんが代理をつとめた すみよさん1名の計2名が、「日産DAYZ購入証明書」にサインした。

仕事が忙しく、休日は楽しく過ごしたいママすみよさんは、芹那さんからの発表となった。


■“生活密着ムービー第2弾”を公開
10月18日に公開された「30DAYS with DAYZ」のムービーブログ第1弾に引き続き、11月6日からムービーブログ第2弾が公開されている。ムービーブログ第2弾では女性7名の仕事や趣味、家族といったライフスタイルをのぞきながら、日々の生活を「日産DAYZ」と過ごすことによる購入意欲の変化を見ることができる。

ブログではさらに彼女たちの「日産DAYZ」に対するリアルな気持ちが書かれている。 例えばあきみさんは、結婚2年目を祝うための湘南ドライブの際に「日産DAYZ」購入をご主人に交渉する様子を映したムービーがあるほか、ブログの中では女性視点やママ視点から「日産DAYZ」のお気に入りポイントBest5を伝えている。

生活密着ムービー第2弾


「日産DAYZ」に興味を持った人も持たない人も、まずは日産ソーシャルプロジェクトのサイトを見てみることをおすすめしたい。車のある生活というものがどういうことかリアルに感じ取れるはずだ。

日産ソーシャルプロジェクト