バスケットボールにBluetoothを内蔵しドリブル回数などをカウントできる最新製品 |
スマートフォンの急速な普及の影響によってBluetoothに対応した機器が増えている。その流れに乗るべくBluetooth規格をまとめている団体「Bluetooth SIG」は、Bluetooth 4.0やBluetooth Smart、さらに次世代Bluetooth 4.1をアピール。
例えば、省電力になりバッテリー駆動時間が延びたり、Bluetooth機器のバッテリー残量がスマートフォンなどで表示され、ネット連携するなどBluetoothが持つ機能が、どんどん進化していく。これらの最新規格などはもちろん、以前からあるBluetoothヘッドセットでも、最近の製品は基本的な部分で以前に比べてかなり便利になっているのだ。
昔からあるBluetoothヘッドセットなども地道に進化 |
■マルチペアリング対応
車を運転しながらスマートフォンを操作することは、各国の法律で禁止されており、運転しながら通話するには、Bluetoothのヘッドセットなどでハンズフリーにしつつ、「サイレン・踏切の警報・クラクション」といった安全運転のために必要とされる「情報音」が聞こえる状態にして使用することが必須となっている(東京都道路交通規則第8条3号・安全運転遵守事項)。
Bluetoothといえばヘッドセットというくらいに以前から多数の製品があったが、数年前までは多くても2つまでの機器しかペアリングできなかった。このため、同じヘッドセットを複数の機器で使うにはペアリングのやり直しなどが必要だったが、最近のBluetoothヘッドセットは最大8台までペアリングでき、常時2台までの同時接続ができるようになっている。
■高音質化
最近は著作権保護技術の「SCMS-T」に対応しておりワンセグの音声などもBluetoothヘッドセットで聞けるようになっている。しかし、Bluetooth機器で音楽を聴く場合、無線通信で音楽を転送するためどうしても音質が落ちてしまう。AACなどに対応していればかなり高音質に音楽を楽しめたが、最近ではそれよりも高性能のaptXに対応する機器も増えている。aptXは音声の遅延が少なくなるなど、最近増えている動画視聴などで特に効果を発揮する。
■NFC対応
マルチペアリング自体は便利だが多くの機器とペアリングした場合、Bluetooth対応機器が手元に多数あると、思ったのとは異なるデバイスに接続してしまうことがある。そんなときにNFC対応は非常に便利だ。ただ、この対応は始まったばかりで、対応機器は限られるのが残念。ただ機器同士を近づけるだけで確実に目的の機器と接続できるようになる。
このようにBluetoothの面倒な部分である機器同士を接続するためのペアリング設定などで、非常にわかりにくかった手順が、簡単にできるようになれば誰にでも簡単にBluetooth機器をより活用できるようになるだろう。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
■ITライフハック
■ITライフハック Twitter
■ITライフハック Facebook
■デジ通の記事をもっと見る
・初の国内メーカー製8インチWindowsタブレット「dynabook Tab VT484」
・純正のオプション類が豊富なデルのWindowsタブレット「Venue Pro」
・デルならではの付加価値を持つWindowsタブレット「Venue Pro」シリーズ
・サポートもしっかり充実!Androidタブレットの入門に最適なNECの「LaVie Tab S」
・3割の軽量化は体感できる! iPad Airは、軽量化ゆえの優れた使い勝手