Wordで英文を入力したら、勝手に先頭が大文字になってしまった、「拝啓」と入力して改行したら、勝手に「敬具」が右揃えで入力されてしまった、なんて経験はないだろうか。これはWordが親切で行ってくれているのだが、そうしたいわけじゃなかったんだけど……なんてイラッとしてしまうこともあるだろう。気になるようであれば、機能を無効にしてしまおう。


■知っ得No.541 オートコレクトを設定する
これらのちょっとおせっかいな機能は「オートコレクト」という機能だ。この設定はオプションから行う。

[ファイル]タブで[オプション]を選択し(画面1)、[Wordのオプション]ダイアログボックスで、[文書校正]を選択して[オートコレクトのオプション]をクリックする(画面2)。
画面1 [ファイル]タブで[オプション]を選択する。

画面2 [文書校正]を選択し、[オートコレクトのオプション]をクリックする。

英文の先頭が大文字になるのがいやな場合は、[オートコレクト]タブの[文の先頭文字を大文字にする]をオフにする。曜日の先頭も大文字にしたくないなら、[曜日の先頭文字を大文字にする]もオフにしておこう(画面3)。
画面3 [文の先頭文字を大文字にする]と[曜日の先頭文字を大文字にする]をオフにする。

次に、「拝啓」で「敬具」が入力されないようにしたいのなら、[入力オートフォーマット]で、[頭語に対応する結語を入力する]をオフにする(画面4)。
画面4 [頭語に対応する結語を入力する]をオフにする。

設定が完了したら[OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じる。

これでもう、おせっかいに悩まされることはないというわけだ。オートコレクト機能には、他にも自動的に箇条書きにしてくれる機能、「(c)」を「○C」にしてくれる機能など、さまざまな機能が用意されている。不要だと思われる機能があったら、無効にしておくといいだろう。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス
制作編集:エヌプラス
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